SMAP「香取慎吾と木村拓哉」の“相性最悪”が再燃!「台本覚えない、ヒドすぎる」と「20分のリハもすべて完璧」「消すほうが大変」5人の台本事情の画像
香取慎吾、木村拓哉

 新しい地図香取慎吾(45)主演の映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日に公開。本作は“表向きは円満だが、実は夫の無神経ぶりに妻が滅茶苦茶イライラしている”という関係性の夫婦を描いたブラックコメディ作品だが、香取の台本の覚え方に、初共演かつ妻役の岸井ゆきの(30)や脚本・監督を務めた市井昌秀は舌を巻いたという。

「多くの役者は、本番ギリギリまで台本を読み込んだり、家で猛練習したりするのが普通ですが、香取さんは驚くことに台本を覚えない。本人は役者業に苦手意識があって“宿題をやりたくないみたいな感じ”という風に語ることが多いですが、覚えない理由の1つとして、実に柔軟な対応を求められてきたキャリアに裏打ちされた説得力を感じました」(映画ライター=以下同)

 9月21日に『マイナビニュース』のインタビューに、香取はこう話していた。

《現場に行ったら違うこともいっぱいあって。座ってセリフを言うって想像していたのに、現場に行ったら「歩いてしゃべって」と言われて、どうしようってなることが子供ながらにあって、現場で監督の指示を受けたり、自分がどういう衣装かわかってから作ったほうがいいなという風になってきたのだと思います。想像の中でポケットに手を入れていたのに、ポケットがない衣装だったり。事前に作り込みすぎると修正が難しくなるので》

 9月25日の『NEWSポストセブン』によると《朝、移動の車の中だったり、リハーサルや照明のセッティングをしている間に、最終的にカチッと覚える》とのことだが、常人にマネできることではない。そのため、共演した岸井は『マイナビニュース』のインタビューで香取について、

《香取さんが台本をその日に覚えるということで、すごく新鮮な、作り込まれていない言葉が飛んでくるので、それに対して、ちゃんと(台本を)読み込んでいる自分がどう返したらいいのか、どうするのがいいのか、すごく考えました》

《すごいですよ! その日覚えるなんて、普通できないですよ!》

 と絶賛。市井監督も『NEWSポストセブン』で香取の空間把握能力や、演技を固めすぎないことによる即興性の高さについて称賛したうえで「自由にやってみてください」とだけ岸井と香取に指示したワンシーンを挙げて、

《僕が想像していた動きとまったく違うものになったんですが、その場面で僕は思い知らされたというか。おふたりが自由に動いたことで説得力があったし、結果、そのほうが生々しい中に劇的さもあったりして、素晴らしいと思いました》

 としていた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4