■JCBクレジットカードや大手銀行も
〈ご本人様のご利用かどうか確認させていただきたいお取引がございます。現在、カードのご利用を一部制限させていただきましたので、下記URLへアクセスの上、ご利用確認へのご協力をお願い致します〉
似た内容で、大手銀行を装ったメールも多いという。
「海外で高値で取引される、日本人のクレジットカード情報を引き出すのが目的でしょう」(多田氏)
■ネット通販の運送会社を装って
また、ネット通販全盛時代を反映してか、運送会社を装った、【重要 再配達依頼のお知らせ】にも注意してほしい。〈サガワ営業所です。本日(2022年01月10日)宅配物をお届けに参りましたがご不在でした。再配達のお手続きをお願いします。▼http://*****〉
これは、佐川急便を騙った手口だが、他に会社を名乗るケースもあるという。
「スマホのショートメッセージ(SMS)に届くケースも多い。また最近は、ネット通販のアマゾンやフリマアプリのメルカリを装ったメールも増えているようです。〈取引情報を入力してください〉との文言に釣られて、クレジットカード番号などを入力すると、勝手に商品購入などに利用されてしまいます」(前同)
■対処法は?
対処法はあるのだろうか。
「詐欺メールのURLをクリックすると、スマホをハッキング、遠隔操作するアプリのダウンロードへと誘導するものも多い。知らないメールは“返信しない”、“いじらない”が基本。迷ったら冷静になり、ネット検索しましょう」(同)
“ポチるな危険!”と、肝に銘じてほしい。