■「ネタ作りはしんどいけど舞台は楽しい」

11年ぶりのライブは“猪木イズム”を継承した「ストロングスタイル」で臨むと豪語

――ライブ直前ですがネタはすべて完成している?

「いやぁ……全部は完成してないですね。ギリギリなると思います、僕のことですから(笑)。どうしても追い込まれないと脳が動かないんですよ」

――何パーセントぐらい?

「40%はできてます! 僕の計算では……本当は20%ですけど(笑)」

――鉄板ネタのようなものも用意しましたか?

「基本的に全部新ネタ。クズネタの新ネタみたいな感じでいこうかと思っています。1個、今までにやったことないスタイルを。絶対にウケるかどうかはわからないですけど、ちょっと実験的なネタをやろうと。

 単独ライブでは今までライブでもかけたことのないネタをやるわけですから。みんなそうですからね、みんないきなりやるんです! ウケるとわかってネタやるんだったら楽ですよ。アントニオ猪木さんがそんな戦い方しますか? 猪木さんは負けるかもしれない戦い方をしてきたんですよ」

――渡辺さんも猪木さんばりに負けるかもしれない戦いに挑戦するわけですが、単独ライブを前に久しぶりの緊張感もあるのでは?

「ネタを作るのって本当に大変だなって思います。バイきんぐとかシショウとか忙しいわけじゃないですか。いつネタを作ってんだろうって思いますけどね。小峠(英二)さんもネタ作りは“しんどい”と言っていましたが、ライブのため、自分の腕を鈍らせないために続けているそうなんです。

 しんどいのは同じですよね。しんどいでしょ、ネタを作るのは。ただ舞台は楽しいですからね。それは大きいですよね、舞台が好きなんですよ」

――舞台に上がるのは好きだということで、今後はテレビのネタ番組でもキャプテンが見られる?

「そこなんですよね……。今までずっと『R-1』を意識してネタを作ってきたんです。それはテレビを意識することになり、(R-1には)3分でやれるネタっていう縛りがある。その縛りから解放されたいっていうのもあるので、テレビでやれるネタっていうことをあんまり意識しない。もちろん、まったく意識しないってことではないですよ(笑)」

ネタ作りは苦しいが、舞台には楽しんで臨んでいるという

――客層はどのような感じなんでしょう?

「競馬ファンはお笑いライブに来ないんですよ! トークライブとかもやってたんですけど、まぁ競馬ファンは来ない……。ただ、競馬ファンに8~9割来られても困りますけどね(笑)。競馬ネタをやるわけではないですからね、ちょっとはしますけど。“なんでやらないんだ!?”ぐらいになりますから(笑)。競馬ファンにも楽しんでほしいですけどね」

 単独ライブを大成功で終えたキャプテン渡辺。次は彼の漫談がテレビでも見られるのかも!

■キャプテン渡辺
生年月日:1975年10月20日生まれ
出身地:静岡県
『ウイニング競馬』(テレビ東京/BSテレ東)にレギュラー出演中。11年ぶりの単独ライブ「漫談スタイル」を10月4日(火)東京「座・高円寺 2」 で開催した。
ツイッター @captain1975
YouTube 『キャプテン渡辺

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