２０１２年に結成し、メンバーの入れ替わりなどを経て苦節１０年。ようやく苦労が報われる時が来たようだ。ジャニーズＪｒ．ユニットのＴｒａｖｉｓ Ｊａｐａｎ（トラジャ）が、１０月２８日にメジャーデビューすることが、９月２９日に正式発表された。
Ｔｒａｖｉｓ Ｊａｐａｎは宮近海斗（２５）、中村海人（２５）、七五三掛龍也（２７）、川島如恵留（２７）、吉澤閑也（２７）、松田元太（２３）の７人組で、ダンスに定評のあるグループ。今年３月下旬からアメリカのロサンゼルスに留学し、７月１２日には世界的なアメリカのオーディション番組「Ａｍｅｒｉｃａ’ｓ Ｇｏｔ Ｔａｌｅｎｔ（ＡＧＴ）」でオリジナル曲『夢のＨｏｌｌｙｗｏｏｄ』の冒頭をアカペラで披露してから、一糸乱れぬアクロバティックなダンスを披露。優勝は逃したが審査員や客席は大絶賛だった。
日本では、朝の情報番組『ＺＩＰ』（日本テレビ系）などでこのニュースが取り上げられ、７人全員で「Ｔ」のジェスチャーをしたり、「全世界デビューすることになりました！」というメッセージが紹介されている。
「デビューは日本のレーベルではありません。アメリカはロサンゼルスに本社を置く ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下の大手レコードレーベル『Ｃａｐｉｔａｌ Ｒｅｃｏｒｄｓ』との契約です。楽曲は２４９国と地域で配信予定とのことで、今は亡きジャニー喜多川先代社長にとって長年の夢だった“全世界デビュー”を叶えたのは本当に快挙です。まぁ、ちょっと荒れる出来事もありましたが……」（専門誌記者）
１つは正式発表は２９日朝６時だったが、その前日夜にデビューを『文春オンライン』にすっぱ抜かれてしまったこと。もう１つは、キャリアが長いだけに「日本に帰国してライブなどファンの前で直接の発表」を願っていたファンが多かったことだ。
《ＣＤデビューじゃないのが気に入らないんじゃなくて、ファンがトラジャに何もしてあげられないのが嫌なんだよ。》《待ち望んでたトラジャのデビュー公式発表、すごく嬉しいのに、文春にリークされてるから、既に知ってる人が大半な上に、公式からの発表は簡素なメールだけで、単独FCも活動拠点も未定なの複雑だし、🐯担が不憫すぎる……》《だれもアメリカ先行デビューなんて望んでないでしょ。ここまで応援してトラジャのデビューを願ってきたのは日本にいるファンじゃないの？待っててほしいって言われたからずっと待ってるのに、結局アメリカで先にデビューするの？普通帰国してデビューするもんじゃないの？》
と、デビューを素直に喜べない複雑な胸中のファンも多くみられた。
