■渡部、TKOと違って松本人志は“不自然なまでに”スルー!?

 それは、吉本代表で登場したFUJIWARA藤本敏史(51)が若手時代に活動していたユニット「吉本印天然素材」の思い出を振り返った場面の出来事。要約すると自分たちは「ナインティナインの噛ませ犬状態だった」という話だったのだが、

「CMの仕事が入ったんですよ。で、俺ら大部屋なんすわ。雨上がりさんも俺らも……」

 と、楽屋で待機中にナイナイとFUJIWARAたちの先輩後輩関係を知らなかった若いCM制作のスタッフに呼び出され、スタッフに全員で並んでナインティナインに挨拶するように怒られた話を披露。宮迫博之(52)が2019年に“闇営業騒動”を起こしたのが原因で、21年8月に解散になった雨上がり決死隊の名前を出したのが、松本は「おお」と相槌を打つだけだった。

 さらに、FUJIWARAが「お疲れ様でした!」とナイナイに頭を下げた、という話をした際に「雨上がりさんもですよ!!」と藤本は強調していたが、「えーっ!」というリアクションのみだった。

「タイミング的には、完全に松本さんが宮迫さんをイジれそうな場面だったんですが、完全にスルーでしたね。

 宮迫さんについては、騒動当時に“後見人”になってくれた明石家さんまさん(67)が、まずは舞台で復帰させようとしていたのに、YouTubeチャンネルを周囲の反対を振り切って開設したり、“闇営業騒動”の初動で松本さんの忠告に耳を貸さなかったりと、いろいろ不義理を重ねてしまいましたよね。宮迫さんとしては生活がかかっていたという事情があるでしょうが……我慢をしていれば吉本復帰の目もあったと見られていて、それをフイにしてしまったことは知られているところ。

 雨上がり決死隊の解散についても、相方の蛍原徹さん(54)との温度差がひどく、21年8月の『アメトーーク特別編雨上がり決死隊解散報告会』(テレビ朝日系)で“全部宮迫さんのせいですやん!”と藤本さんがガチ泣きしたりといろいろありましたからね……。

 不祥事芸人にとって“イジリ”は復帰しやすい土壌づくりをしてもらえる、というところが大いにあるもので、そういう意味では、松本さんの今回の”スルー”はやはり、宮迫さんにはもう完全に愛想をつかしてしまったのかもしれませんね。まあ、宮迫さんはYouTube、そして経営する焼肉店『牛宮城』の経営が軌道に乗っているので、もはや気にするところではないのかもしれませんが……」(前出のお笑いプロ関係者)

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