■攻めた演出が嫌われた？
動揺するエイジのもとに、半グレ集団「スカル」のリーダー、“サイ”こと佐井社（尾上松也／３７）から連絡が入る。サイは葉子が働いていたデートクラブ「アリス」を運営しており、「スカル」の６０００万円を輸送する車を襲った、金属バットを持った２人組を探していて……という展開。
視聴者のツイッター上の反響は、「山田涼介くんの演技が上手すぎてめちゃくちゃ見ていられる。ただ怖すぎるけど！」「原作の世界観を壊さないように、この時代に出来る事を全力でやってる感じがして好印象。山田涼介くんの演技力もスゴい」など、山田の変幻自在な演技と、予測不能なスリリングな展開が好評だった。
その一方で、「グロすぎる。ずっと直視は出来ないし、１０時枠なので少し間違うと息子がまだ起きてる…絶対子供に見せちゃダメなやつだからリアタイで見るのは厳しいのかも」「がんばって見てたけど、拷問と遺体がやっぱり無理で最後まで見られなかった」など、グロシーンの連発に非難の声も。
「山田をはじめ、遠藤、門脇、尾上など出演者が演技派ぞろいで、放送前の期待も大きかったのですが、配信や深夜ドラマのような攻めた演出が足を引っ張ったようです。水１０ドラマ枠の視聴率としては物足りない数字なので、今後、グロテスクなシーンを減らすなどのテコ入れも考えられますね」（テレビ関係者）
エイジは自身が二重人格であることに気づいたばかりで、初回は手探り状態で動いていたが、ドラマ公式サイトによると、山田の新境地となる“二重人格ヒーロー”として活躍するようだ。見逃し配信サービス「ＴＶｅｒ」では週末までランク上位をキープしており、注目度は高いようなので、今後の展開に期待したい。（ドラマライター／ヤマカワ）
