テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターを務める同局社員の玉川徹氏(59)の進退に注目が集まっている。
玉川氏は9月28日の同番組に出演した際、菅義偉前首相(73)が同27日の安倍晋三元首相(享年67)の国葬で読んだ弔辞について「当然これ、電通が入ってますからね」とコメント。
しかし、これが事実誤認だということが判明し、翌日の同番組で「電通はまったく関わっていない」と説明し、「関係者のみなさま、それから視聴者のみなさまに、訂正して謝罪いたします。申し訳ございませんでした」と謝罪することに。
玉川氏は“電通発言”後も通常通り番組に出演したものの、テレビ朝日は10月4日に同日付で玉川氏に謹慎処分(出勤停止10日間)をくだし、報道局情報番組センター長と『モーニングショー』を担当する報道局情報番組センターCPもけん責処分としたと発表。
篠塚浩社長はこの日の定例会見で「事実に基づかない発言を行い、番組及び会社の信用を傷つけ損害を与えたことによる処分。誠に遺憾と思う」とコメント。さらに「電通の関与ということが、まったく事実に基づかない。事実誤認の発言をした」とし、電通に対しては「謝罪をいたしました」とも説明した。
玉川氏については、謹慎期間を終えたあとに番組に復帰する予定だといい、「国葬に向けてさまざまな情報をチェックをする中、誤解をしてしまった。本人は深く反省している」とも話した。
しかし、この10日間の謹慎処分後に復帰するという報道を受け、SNSには怒りが噴出。「謹慎は手緩い。降板を望む」「10日間出勤停止の謹慎処分って…もぅ降板させれば良いのに。10日経過後番組復帰ってふざけてるでしょ」「出勤停止10日の謹慎て…ただのお盆休みやん」といった批判が多数寄せられた。
■「#玉川徹の謹慎処分に抗議します」がトレンド入り
10月5日の『モーニングショー』の冒頭では、MCの羽鳥慎一(51)が「今日から玉川さんがですね、10日間の謹慎処分ということになりました。放送10回分の出演禁止ということになります」と説明。
続けて「今回、玉川さんの発言によりまして、ご迷惑おかけしました各方面の方々、そして不快な思いをされました各方面の方々、さらに視聴者の方々、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
10月19日に復帰予定の玉川氏について「なぜ今回このような発言になったのかの説明をあらためてするべき、そして謝罪をするべきだというふうに私は思っております」と説明責任を果たすべきだとコメントし、「あらためて申し訳ありませんでした」と再び頭を下げた。
羽鳥のコメントを受け、SNSでは再び「玉川徹」がトレンド入り。ハッシュタグ「#玉川徹の謹慎処分に抗議します」もトレンド入りするほどだった。