ダウンタウンの松本人志(59)と浜田雅功(59)がMCを務めた8時間生放送の大型お笑い特番『お笑いの日2022』(TBS系)が10月8日に放送され、今年も大成功を収めた。
同番組の後半では『キングオブコント2022』が放送され、歴代最高得点で第15代王者にビスケットブラザーズが輝いた。『キングオブコント』の世帯視聴率は9.7%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と飛び抜けて高かったわけではない。しかし、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は7.4%と同時間帯で断トツ1位を記録した。
「優勝したビスケットブラザーズはその後、多くの番組、雑誌のインタビューなどに登場しており、あらためて『キングオブコント』の高い影響力を示した形です。そして実は、その裏で大苦戦を強いられたのが『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)でした。世帯7.8%、コアに至っては2.4%でしたからね」(制作会社関係者)
コア視聴率2.4%は、同時間帯の『超ド級!世界のありえない映像大賞~【爆笑・ほっこり・衝撃・感動2022秋最新版】~』(フジテレビ系)の2.8%よりも低い数字となった。
「『お笑いの日』や『キングオブコント』に負けるのは仕方がないとしても『世界のありえない映像大賞』以下というのは、王者・日テレの老舗番組としてはあってはならないことでしょうね。しかも、『世界一受けたい授業』は3時間スペシャルでしたからね……」(前同)
■日テレはコア視聴率で“一人勝ち状態”
9月16日発売の『FRIDAY』(講談社)が掲載した、7~8月に放送された「主要バラエティ番組コア視聴率ランキング」では『世界の果てまでイッテQ!』を筆頭に、ベスト10に日本テレビの番組が9つランクイン。さらに上位20位までを見ても、16番組が日本テレビの番組だった。
「テレ朝以外の民放各局はコア視聴率のみを重視していて、今や番組作りは完全に若年層のほうを向いている。それが最も成功しているのが、日テレなんです。
1週間の番組のうち最も高いコア視聴率を取ることで知られる『イッテQ!』を筆頭に、『ザ!鉄腕!DASH』、『月曜から夜ふかし』、『THE突破ファイル』など、数々の人気バラエティ番組を擁していますからね。そんな中、ここ数年、“お荷物”だと言われてきたのが『世界一受けたい授業』なんです」(前出の制作会社関係者)