今年5月にBTSの妹分として韓国でデビューしたガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)。日本デビュー前の11月3日に、NHKの音楽番組『SONGS』のスピンオフ企画、「SONGS+PLUS」で密着ドキュメンタリーが放送されることも明らかになり、その勢いが改めて注目を集めている。
「LE SSERAFIMのメンバーは、元HKT48の宮脇咲良(24)さんと、元バレリーナという異色の経歴を持つカズハ(19)さんという2人の日本人と、3人の韓国人メンバーから成ります。
元々デビュー時は6人組でしたが、元メンバーがデビュー前に起こした校内暴力事件が問題となり、デビューから3か月も経たない内に脱退したことが、大きな話題になっていました」(韓国事情に詳しいライター)
しかし、この大きな事件を乗り越え、その人気は爆発しているーー。
「宮脇さんとリーダーのチェウォン(22)さんは、韓国のオーディション番組「PRODUCE48」から合格したメンバー12人で結成された人気女性アイドルグループIZ*ONE(アイズワン)の元メンバーということもあり、デビュー前から注目度は高かったです。その甲斐あってか、デビュー曲である『FEARLESS』(フィアレス)は初週30万枚超を売り上げ、当時ガールズグループ歴代1位の大記録を樹立しました」(前出の韓国事情に詳しいライター)
そんなLE SSERAFIMの人気の理由として、日本人メンバーの活躍があるというーー。
「そもそも韓国のアイドルグループでは、スキルや容姿・スタイルももちろんですが、グループとしての『コンセプト』が最も重要視されます。
例えば宮脇さんが以前所属していたIZ*ONEは、近年のK-POP女性アイドルグループの主流である“ガールクラッシュ”という『女性が憧れるカッコいい女性』とは真逆の、12人組という大所帯のグループで、“緻密で壮大なファンタジー要素の強い世界観”で統一された唯一無二のコンセプトが成功し、絶大な支持を集めていました。
その最も重要とされるコンセプトですが、LE SSERAFIMの場合、メンバーそれぞれがこれまで歩んできたキャリアを踏襲したストーリー性のある歌詞と、“確固たる自信や強さ”を打ち出しています。
メンバーの中でも、大きな存在感を発揮しているのが、今回が3度目のデビューとなる長いアイドル人生を歩んできた宮脇咲良さんと、バレリーナとして15年以上の経験を積んできたのにもかかわらず、夢半ばでアイドルになると決意したカズハさんという、異色の経歴を持つ2人の日本人メンバーです」(前出の韓国事情に詳しいライター)
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10月17日にリリースした新曲『ANTIFRAGILE』(アンチフラジャイル)では、元IZ*ONEだった宮脇とチェウォンが自身の芸能生活、元バレリーナのカズハが“トウシューズ”といった、それぞれがこれまで歩んできた過去を思わせる歌詞を歌い上げ、話題になっている。