■三浦さんへ溢れるキャストの思い
ソニンや城田だけではなく、今回は出演者全員が特別な思いを持って臨んでいたというーー。
「三浦さんとの初演から、今回の再再上演でずっと主演を演じてきた小池さんはカーテンコールで、もう一度この『キンキーブーツ』の話を聞いたときに、最初はみなが本当にできるのか、どんなものになるのか不安もあった、と話しながらも“春馬が愛したこの作品を繋げていきたいという思いをたくさん受け取りました”と、複雑な感情の中で作品を継続させる決断をした、と告白していました」(前同)
公演終了後の11月21日には、小池も自身のインスタグラムのストーリーを更新し「#お疲れ乾杯🍻#久々の休日#無事に終わったよって報告してきた🌸🐎」と投稿。ハッシュタグには、三浦さんの名前である“春”と“馬”を彷彿とさせる絵文字も添えていた。
さらにソニンもカーテンコールで「この期間中、春馬を感じなかった日はありませんでした。この再再演でローレン(※ソニンの役名)をやることが本当に正解か感じてて。でも、こうやって春馬が残してくれたもの、春馬がいてくれたからこそ繋がっていくんだと思いました」と三浦さんへの熱い思いを涙ながらに話していたという。
「俳優の勝矢さん(47)からは“一番最初に馬鹿野郎が死んじまって…”と言いつつも、“おい!春馬ー!優のローラ最高だっただろう?”と、三浦さんに話しかける場面もあったそうです。
また、三浦さんからローラを引き継いだ城田さんは“春馬が天国から僕らにベールをかけてくれて守ってくれたんじゃないかと思うくらい、俺たちは大丈夫だと思いながらできました”と語り、三浦さんと一緒に舞台に立つという夢、目標があったこと、そして彼が愛した役、歌、同じセリフで三浦さんと同じ景色を見れたことを幸せに思うと、言葉を詰まらせながら、感謝を口にしていました」(前同)
終演後のアンコールでは、小池と城田が2人揃って舞台上に登場し、絶え間ない大喝采に手を振り、投げキッスなどのファンサービスで応えていた。
そして最後に、城田から客席に向けて「みんなー!なりたい自分になってねー!」というポジティブなローラらしい言葉で幕が閉じたという。
三浦さんの思いが、これからもつながっていく事を祈るばかりだーー。