現在、ピン芸人として活躍するケンドーコバヤシ(50)は、2000年まで“モストデンジャラスコンビ”というお笑いコンビとして活動していた。
元相方である村越周司(50)は、2006年に活動再開するも今年8月末に人知れず再び引退。しかし、その村越が今、予想外のセカンドキャリアを歩み始め、お笑いファンの間で注目され始めているという。
「村越さんは、YouTuberとしての活動を開始したんです。それだけならよくある話ですが、すごいのはその内容。チャンネル名『元芸人村越のお笑いネタディスりチャンネル』に違わず、徹底的に『M-1グランプリ』や『キングオブコント』ほかいわゆる“賞レース”や“ネタ見せ番組”で芸人、お笑いコンビが披露したネタを“ディスる!”というものなんですよね。
12月1日発売の『FRIDAY』(講談社)にも登場し、その注目度はどんどん増していっています」(エンタメ誌ライター=以下同)
一見すると、やっていることは炎上系YouTuberと大差なく、そもそも「芽が出なかった元芸人が現在活躍している芸人をディスる」という構造は、芸人仲間、お笑い関係者などからは絶対に理解されないと思われるが……。
「ただ、実際にYouTubeを見ると、言っていることはめちゃくちゃに過激ではあるものの、人格攻撃などはせずネタそのものしか酷評しておらず、その内容も納得のいくものでもあるんです。12月18日の決勝戦に向けて、いよいよ決勝進出者も決まって大注目されている『M-1グランプリ』の出場芸人たちについても、予選の段階から厳しくも真っ当なディスりを入れていました」
たとえばAマッソについては、漫才の途中に出てくる「“ミミズ爆食いキャラになってた?”→“知らんがな、リアル狸のキモい生態は”」というボケツッコミのやり取りに関して「キャラ」や「リアル」というフレーズが「余分な言葉」「足して面白くなくなってる」としたうえで、そもそも「狸がミミズを食べる」という事実を「意外ですか? 何の驚きもないですよね」とディス。
そのほか細かいワードのクオリティの低さを指摘。ネームバリューでウケた部分もあったが「まったく無名のコンビが同じネタをやっても1回戦も通らないだろう」と酷評していた。