■SMAPを「僕のすべて」と語ることもある稲垣

 さらに続けて、

「それを中居さんに聞いたときにすっごい刺さって。だって努力してないわけない、努力を努力と思ってない方……。好きなこと夢中でやってる結果なのかなぁと思って」

 と、やはり中居について言及していた。

 ちょうど中居の体調不良の時期と重なっていたため、

《フミヤさんとSMAPの昔話。中居くんとのエピソードを何度も聞くのは吾郎さんの気遣いだと思う》《吾郎店長の中居くん話し…嬉しいなぁ…中居くん…きっと聞いてるよね。聞いてるのを分かって敢えて話しそうだもん。ゴロちゃん》《吾郎ちゃんが中居くんを連呼してて ただ名前を呼んでるだけなのになんか大丈夫って思える》

 と、ファンの間で「名前を連呼することで、稲垣なりに中居へエールを贈りたかったのではないか?」という声が相次いだのだ。

「もともとテレビよりラジオはユルい部分があるとはいえ、本当に隙あらば、という感じでSMAPや木村さん、中居さんの話を出すことには、本当に愛着があるんだなと感じますよね。

 いまでも“僕らSMAPが~”みたいな言い回しをすることもあるし、どこまでもマイペースを貫いていながらもSMAPをずっと大切にしている。解散後、他のメンバーもちょくちょくSMAPの話をすることはありますが、『THE TRAD』と稲垣さんは、その中でも特別な存在と言えます。

 こうした”当たり前のようにSMAPのことを話す”という稲垣さんのスタイルは、SMAP時代から彼はメンバー間の潤滑油のような感じで働いていただけに、本当に自然で“普通のこと”なのかもしれませんね」(前出の女性誌編集者)

 12月9日発売の『文藝春秋』(文藝春秋)には、放送作家・鈴木おさむ氏(50)による小説『20160118』が掲載されている。あくまで”小説”の体裁で名前もボカしてはあるが、2016年1月から年末にかけてのSMAP解散騒動や物議を醸した、自身が構成を担当していた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での「公開謝罪」などを生々しく記述してある作品だ。

 この小説の中には”解散決定後は、当然番組のゲストは(SMAPに)気を使う”という話の部分で「ゴロウチャン」という人物をこう評していた。

《緊張感が走ることも少なくなく、そんな中、ゴロウチャンがメンバー内の懸け橋になり、空気を作ってくれることが多かった》

《これまでもいつもそうだった。何か問題が起きた時も、普通を演じてくれる。普通じゃない状況なのに、率先して普通を作ってくれる。

 スタッフは、みんな彼に大きな感謝を感じていた。最後まで番組が走り切れたのは間違いなくゴロウチャンのおかげだった》

 稲垣は、2020年12月には『Nスタ』(TBS系)にてSMAPを「人生そのもの」「ぼくのすべてですね。今こういう形(解散)になってしまいましたけど、一生忘れないことだし」と断言していた。

「12月11日、現在静養中の中居さんは、『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022 おかげ様で40周年!珍プレーよ永遠に…SP』にVTR出演を果たしました。しかし、細くなっていた休養前と比べてもさらに激ヤセしたのは明らか。頬はこけ、首の筋がはっきりと見え、メイクでは隠せない顔の色の悪さ、そしてパーカーを着ていたんですが、体も極端に細いのが感じられましたね。視聴者からは《病的な痩せ方》《心配すぎる》といった声が相次いでいました。

 解散からもうすぐ6年。国民が求めるSMAPの再集結は、多くの大人が絡むことで簡単なことではないでしょうが、中居さんのためにも――ぜひ実現してほしいですよね。そしてそのときは、稲垣さんが大きな役割を演じることになるのではないでしょうか」(前同)

 再集結の報告は、ラジオ『THE TRAD』で聞けるのかもしれない――。

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