■聖徳太子の霊力

 さて、日本に仏教を広めた功労者といえば、聖徳太子をおいて他にはいない。その彼が建立した寺院が、ご存じ法隆寺(奈良県斑鳩町=聖徳宗)だ。

 世界最古の木造建築で、世界遺産の法隆寺は、入学祈願をはじめ、あらゆる願いをかなえてくれる(諸願成就)とされる寺。

 その霊力をまともに受けているのが、「奈良県ナンバーワンの幸運売り場」といわれる大和郡山アピタCC(大和郡山市)。

 なにしろ20年のサマーでは、1等前後賞7億円、前年19年には、ロト7で1等約5億8500万円も出た。

「金魚の町なので、店に金運強化のために金色の金魚ぬいぐるみを置いています。右わき腹あたりに、購入した宝くじをスリスリしてください!」(売り場責任者)

 皆さん承知の通り、そもそも聖徳太子は、昭和の頃までのお札の顔。これで当たらないわけがない!

■毛利家の菩提寺に注目

 中国地方は、江戸時代に同地を治めた毛利家の菩提寺の東光寺(山口県萩市=黄檗宗)に注目。お盆には、藩士が寄進した石灯篭五百余基すべてに灯が入る。

 その寺の北、産業遺産の萩反射炉のすぐ隣にあるのが、萩宝くじセンターだ。

 これまで億の当たりはないが、売り場責任者いわく、「お隣の町の系列店で1等1億円が出ました。宝くじは一度、本部のこの売り場に集められ、それから分けられていくので、実質的にこの売り場から当たりが出たのと同じですよ!」というから間違いない。

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