■ハザードマップなど確認
「(1)ハザードマップで自分の家を確認。自治体が公開しているハザードマップには、洪水になった際の浸水場所、深さ、崖崩れなどの危険箇所も示されています。自宅の危険度や避難ルートを確認しておきましょう」
次に重要なのは、(2)大雨の状況把握だ。
「大雨が降り出したら、国交省HP内の『川の防災情報』をチェックしましょう。全国各地、自宅近くの河川の水位や洪水情報も確認できます」(前同)
避難時の心構えも重要である。
「とにかく(3)早目に避難しましょう。自治体の避難勧告、避難指示前に土石流に襲われたというケースもあります。情報を元に自分で判断し、危ないと思ったら早めに避難しましょう。また、堅固な2階以上の建物なら避難せず留まることも一つの選択肢です」(前同)
■避難時は徒歩、スマホ充電器を
避難時の移動手段にも、気を配りたい。
「(4)避難時は原則、徒歩で移動しましょう。冠水し、車内に閉じ込められ溺死する事例もあります。長靴は逆に足を取られるので運動靴が良いでしょう」(前同)
また、(5)非常用電源の確保も重要だ。
「ハザードマップも川の防災情報もスマホのバッテリーが切れると、確認が難しくなります。20万円ほどしますが、容量の大きいポータブル電源を常備したいところ。照明やラジオにも利用でき、スマホなら100回以上充電できます」(同)
ポータブル電源のハードルが高いならば、まずは1000円程度で買える乾電池式スマホ充電器でOK。
いざというとき、身の安全を守る備えをしておこう。