今回の“あなたに会いたい”は、オカルト雑誌『ムー』(ワン・パブリッシング)の編集長を務めている、三上丈晴さんです。ご存じの方も多いと思いますが、『ムー』といえば、宇宙人に妖怪、都市伝説、陰謀論など、ありとあらゆる怪しい話を集めた雑誌です。
そこで今回は、私が最も気になっている“宇宙人の真相”を、たっぷり聞いてきました。宇宙人は本当にいるんでしょうか⁉
ゆま「かわいい! 宇宙人のぬいぐるみがありますね。私、これ、知っていますよ。“グレイ”ですね!」
三上「ん? 何を言っているんですか。これはカッパですよ」
ゆま「カッパ⁉ こ、これは宇宙人なんだと思っていました……」
三上「皆さん、誤解されているようですが、一般的に“グレイ”と呼ばれているこの生物は、エイリアンのペットなんです。ペットがたまに地球上をウロウロしているから、日本では、それを“カッパ”と呼ぶようになったんです」
ゆま「……(口あんぐり状態で)知らなかったです」
三上「知らなくて当然です。世の中の常識というのは全部、嘘ですから。テレビのニュースや新聞の情報に惑わされている人が多いと思いますが、実態は全然違います。そもそも我々一般人は、世界を牛耳っている連中の奴隷にすぎません」
ゆま「ど、奴隷ですか⁉ というか、世界を牛耳っている人たちがいるんですね」
三上「いますよ。世の中で起こっている事象のほとんどが、彼らの陰謀です」
ゆま「陰毛? あ、陰謀ですね。すみません……」
三上「ガチの話をするので、しっかり聞いてください」
ゆま「はい」
三上「あのですね、麻美さん。支配している連中は今、世界を滅ぼしにかかっているんですよ」
ゆま「え? どうして?」
三上「増えすぎた人口を減らすためです。食料問題をはじめ、環境破壊なども人が多すぎるから、起きていること。それなら、人口を減らせばいいと考えている。奴らは、自分のことしか考えていないんですよ!」
ゆま「ひぃえ~! もしかして、彼らってのは宇宙人ですか」
三上「何を言っているんですか。宇宙人が本気を出せば、地球なんて1秒で滅亡しますよ」
ゆま「1秒!? ちょ、ちょっと待ってください。お会いしてまだ10分もたっていませんけど、頭の中が、こんがらがってきました。一つずつ整理すると、まず、宇宙人は存在するということでいいんですね?」
三上「いるも何も、一緒に暮らしていますからね」
ゆま「え? え?」
三上「見た目は普通の人間なんです。それこそ、渋谷のスクランブル交差点を渡れば、何十人もの宇宙人とすれ違いますよ」
ゆま「じゃあ、私の知り合いにも何人かいるのかも……言われてみれば、宇宙人っぽい人もいるような。彼らはUFOに乗ってやってきたということですか」
三上「UFOに関しては、まずその定義を知るべきです。麻美さんはUFOをなんだと思っていますか?」