気温は一向に下がらないのに、早くも視聴率は底冷えの評価。だが、女優たちのアツい演技は高次元のバトルを見せる!

季節柄、レジャーや外出の機会が多く、夏のドラマは視聴率では苦戦を強いられるというのは、テレビ業界の定説だ。

だが、今年の夏は、美女優たちの体当たりの"艶技"が大豊作。
なかでも放送前からすでに話題騒然だったのが、上戸彩(28)と吉瀬美智子(39)が"不倫妻"に扮する『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)だ。

上戸が演じるヒロインはマイホームを夢見てスーパーで働く、パート主婦。
平凡な日常を過ごしていた彼女が平日午後3時から5時までの間、ゲームのように不倫を楽しむ人妻(吉瀬)に感化され、次第に夫以外の男との恋に溺れていく姿が描かれる。

ともに人妻である上戸と吉瀬が不倫妻を演じるというのがミソで、
「上戸の不倫妻、いいですよ。のちに不倫相手になる高校教師(斎藤工(たくみ))にイヤミを言われ、苦笑しながら"けっこう、意地悪なんですね"と返すときのドMな表情がソソります。一方、吉瀬は不倫している男(北村一輝)に描いてもらった肖像画を片手に、ベッドの上で悶える官能演技。あれは絶対、オナニーしてるって意味でしょう」
と言うのは、芸能ライターの織田(おりた)祐二氏。

一方、エッセイストの下関マグロ氏はこう話す。
「第1話で、上戸がアイスキャンデーをペロペロなめるシーンがあるんですが、舌遣いが生々しくて、なんともエロかったですね。口紅を塗るシーンでは彼女の唇をどアップで捉えたり、フェチ心をくすぐるカメラワークが秀逸。そのうち胸の谷間や美尻もアップで見せてくれるはずです」

大人の女優に脱皮しつつある上戸に注目したい。

一方、濡れ場に関してはテレビドラマの"限界突破"に挑んでいると言っても過言ではないのが、壇蜜(33)主演の『アラサーちゃん無修正』(テレビ東京系)。

同名人気コミックをドラマ化。
アラサー男女の恋愛とセックスにまつわる"あるある"を描いた作品で、
「壇蜜が正常位やバックで男にガンガン突かれ、"アァン、アァン"と、舌足らずのアヘ声を出すシーンは勃起度120%。さすが壇蜜という出来映えです」(テレビ誌記者)

同ドラマには、セクシー女優のみひろ(32)も出演。
「エッチのあとで、みひろが"もう1回したいニャン♪"という場面はエロ可愛かったですね」(織田氏)

いまどき珍しい"ヌケるドラマ"になるかも。

『同級生~人は、三度、恋をする~』(TBS系)は中学卒業後、25年ぶりに同窓会で再会した男女4人の恋物語。
人妻で美容師の稲森いずみ(41)とバツイチの男(井浦新(あらた))、町の薬局で薬剤師をしている板谷由夏(39)と妻子ある男(松岡昌宏)が不倫カップルになる。

「稲森は"キスしてよ"と男に迫っておきながら、"冗談だよ"とはぐらかす強気な女。同窓会で再会してデキちゃうという、ありがちな設定が男のスケベ心をソソります」(下関氏)

8月19日スタートの『聖女』(NHK)は、広末涼子(34)が悪女役に初挑戦するラブサスペンス。
広末演じるヒロインは、連続殺人事件の被告。

裁判で彼女を担当することになった弁護士は、彼女が学生時代に家庭教師をしていた教え子の高校生だった、というストーリーで、
「かつて広末に恋焦がれていた弁護士は、許されない愛と知りながら彼女に恋をしてしまうんです。魔性の女を演じる広末は男との舌を絡めたディープキスや、フェラチオを思わせるシーンにも挑んでいると、もっぱらです」(前出・テレビ誌記者)

濡れ場期待度では以上の作品がベスト4と言えそうだが、女優が魅力的なドラマはほかにもたくさんある。

初回視聴率が26・5%を記録した『HERO』(フジ系)で、木村拓哉が演じる検事の相手役の新米事務次官に扮しているのが北川景子(27)だ。

前シリーズでは松たか子が演じていた役柄を、北川は自然体で演じている。
「キムタクの前ではドM、その他の人の前ではドSになる北川景子の演技が絶妙です。わいせつ事件を再現するため、キムタクが北川のおっぱいを背後から揉みしだこうとする場面もあったりして、楽しめます。2人の息もピッタリ合ってますね。キムタクも北川も愛煙家。2人が楽屋でヤニ臭いキスを交わしている光景を、ついつい想像しちゃいます(笑)」(下関氏)

ここは、共演者キラーとして知られる北川の腕の見せどころか。

『若者たち2014』(フジ系)は、往年のヒットドラマを48年ぶりにリメーク。
5人きょうだいの奮闘を描いた社会派青春ドラマで、紅一点の長女役に満島ひかり(28)。

ほかに長澤まさみ(27)、蒼井優(28)、橋本愛(18)らが出演。
女優陣の豪華さは今クールで一番だろう。

「第1話で、あの『あまちゃん』のユイ役で知られる橋本愛のベッドシーンが登場。予備校生役の彼女が事後、男の耳元で"気持ちよかった"とささやいたのには、ブッ飛びましたね。彼女、制作発表ではベッドシーンを演じた男優に対して"コロコロと転がさせていただきました"と、あっけらかん。若いのに、まるでベテラン女優のような貫禄でした」(織田氏)


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