華やかな世界の裏では、卑劣な輩が うごめいている……。か弱き乙女を 食い散らかす禁断の手口が明らかに。

薄笑いを浮かべたテレビ局プロデューサーが女優やアイドルの卵に「仕事あげるからさ~」などと言ってセックスを強要する――。
テレビ業界が華やかりしバブルの時代には、こういったことがままあった。
「ただ、テレビ局のコンプライアンスが厳しくなり、ネットのSNSなどで情報が容易に流れる時代になってからは、あまり聞かなくなりました」(芸能記者)
だが、裏では今も自分の権力を笠に着て女性を手籠やからめにする。 そんな輩(やから)がうごめいているという。

今回、本誌に、あるテレビマンの信じられないような鬼畜行為を告発してくれたのは、被害に遭った女性の友人Aさん。彼女が語る。
「私の友人B子は将来、女子アナを目指して、今は半タレントのようなことをしています。たとえば、女子大生キャスターとか番組アシスタントとか。そのB子が出演している番組のプロデューサーXに肉体関係を迫られたんです」
その大物プロデューサーX氏は、在京キー局の帯番組を担当する40代後半の人物だという。
司会やレギュラー陣の選定など、キャスティング権を握るプロデューサーは、絶大な権力を握っている。 いわば、"番組のドン"だ。

「40代後半ということは、一般的なテレビ局では、プロデューサー歴10年を超える大ベテラン。編成のトップとも言える編成局長一歩手前です。司会者やレギュラー陣も彼の顔色をうかがうほどの実力者でしょうね」(テレビ制作会社関係者)
そのX氏に目をつけられたのが、女子アナ志望の大学生B子ちゃんだったというわけだ。

友人のA子さんが語る。
「Xの手口は"最近頑張っているから、ごちそうするよ"と食事に誘い、2人きりで食事したあと、突如、牙を剥くというもの。そんなXの決めゼリフは"次の半期も番組に残りたいよねぇ~。断ったらどうなるかわかるよね?"。それで、B子も断れなくて……」
女子アナになるという夢のためには、ここで断ると番組を降ろされる。それだけではなく、女子アナ試験でその局を受けたとき、X氏の逆恨みで邪魔をされるかもしれない。――B子さんの苦しみは想像するにあまりある。
泣く泣く40代後半のオヤジプロデューサーに若い体を委ねてしまったという。

「Xの毒牙にかかったのはB子だけじゃありません。彼の口車に乗せられた女子大生は数えきれないほどいるんですよ」(前同)
A子さんいわく、こういった女子アナやタレント志望の女性たちは、夢をかなえるために日々努力している子が多い。 その努力がふいにはしたくない……と、いやいや自分を納得させているというのだ。
うら若き女性たちの夢を逆手にとって自分の欲を満たすなんとも卑劣ではないか!
しかも、そのX氏の被害にあった女性のなかには、夢をかなえた、つまり民放キー局女子アナに内定した女子大生もいるという。

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