「"使えない女"はいらない」

XはZ氏に、「私、近日中に離婚をすることになりました。だから、また前のような関係に戻らせていただけないでしょうか……」と、すがったというのだ。
離婚が公になる前に、そんな哀願の電話をかけるほどの関係性。この話を、ある芸能レポーターにぶつけると、こう話してくれた。
「すでにそのとき大物女優と言えるポジションにいたXですが、芸能界は一寸先は闇。離婚問題でこじれ、イメージを悪化させ、消えていった俳優は多数います。Xも離婚で先がまったく見えない状況になり、"パパ"に頼りたくなったということではないでしょうか」
裏の黒いビジネスで得たZ氏の資産は、10億円を超えるという。
「愛人には、額が大きい子だと月100万円を小遣いとして渡しているとか。そして、Zにはさまざまな業界に幅広い人脈と多大な影響力がある。もしかしたら、Xは金以上に彼のそうした部分に期待をしていたのかもしれませんね」(前出・フリーライター)

しかし、泣きそうな声でかかってきたXの電話に、Z氏が放った言葉は、あまりにも意外なものだった。
「"離婚は考え直せ。俺は愛人関係に戻る気もない"と、Zは突き放したというんですよ」(前同)
ただ15年もの間、爛れた関係にあったとは思えない言葉だ。
「Zは女優のXのことをセックスの相手と、ビジネスにおける駒としか考えていなかったと言うんです。そして、離婚はXにとって致命的で、"商品価値"が下がると。そんな"使えない女"はいらないということだったそうです。Zは愛人にしているモデルやタレントを企業の重役、ヤクザの幹部に会わせて枕営業をさせて、彼らとより深いつながりを作っていく。彼女らに払う100万円の小遣いも、より大きいリターンを得るための投資だというんです」(同)
15年もの長きにわたってフィクサー・Z氏と関係を持ちながら、最終的には捨てられた女優のX。

芸能界の闇は、どこまでも深いということか――。

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