秋ドラマも佳境を迎えつつあるが、裏ではストーリーよりも波乱万丈な大バトルが勃発していたようで…!?

「芸能界には"共演NG"と言われる女優同士が存在します。個人的な好き嫌いやライバル意識のほかに、男がらみのスキャンダルが共演したくない理由であることも珍しくない。そういう場合は本人同士よりも、むしろ周りが気を遣って共演させないことが多いんですね」(芸能記者)

秋ドラマの視聴率トップを独走中の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のヒロイン・米倉涼子(39)も例外ではない。
米倉と"犬猿の仲"の女優として知られるのが、佐藤江梨子(32)と高岡早紀(41)だ。どちらも市川海老蔵がらみという共通点がある。
03年のNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』での共演を機に、熱愛関係になった海老蔵と米倉だが、05年春に破局。06年10月には海老蔵と佐藤の交際が発覚したが、こちらは早々にスピード破局。
海老蔵との熱愛を認め、舞い上がっていたサトエリだが、ポイ捨てされて、自身のブログに泣き顔をアップしたこともあった。

「実は米倉とサトエリは03年に缶コーヒー『ジョージア』のCMで共演しているんですよ。クラシックバレエ歴の長い米倉は、CMで披露するダンスのステップをすぐ覚えたのに、サトエリはなかなか覚えられず、NGを連発。米倉にダメ出しされてサトエリが泣き出す場面もあったそうです。もともと険悪だった2人の仲は、サトエリが海老蔵と関係を持ったことで修復不可能なまでに悪化したんです」(スポーツ紙記者)

07年3月、海老蔵はフランス・パリで行った歌舞伎公演に別れた米倉を招待したが、4月に帰国した海老蔵は帰国翌日、高岡早紀と仲睦まじく夜桜デート。
「海老蔵との"友情物語"に水を差された米倉は、高岡の軽率な行動に激怒。今でも米倉は飲むたびに"一番嫌いな女"として高岡の名を挙げるそうです」
と解説するのは、芸能ライターの織田(おりた)祐二氏だ。

一方、犬猿の仲ではないが、米倉がライバル意識を剥き出しにしていると言われるのが篠原涼子(41)。
"W涼子"として視聴率女王の座を争った時期もあるだけに無理もないが、
「最近、篠原はブラジャーのCMで豊満な胸の谷間を露出しましたが、米倉が負けじとセクシーCMに出演する可能性が高まっています」(広告代理店関係者)

秋ドラマで明暗を分けているのが綾瀬はるか(29)と深田恭子(31)だ。綾瀬が30歳の"処女OL"に扮した『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)は第3話の視聴率が17.1%と右肩上がり。一方、深田が弁護士に扮した『女はそれを許さない』(TBS系)は、これまでの最高視聴率が第1話の7%と苦戦している。

綾瀬、深田に優香(34)を加えた3人は同じ芸能事務所・ホリプロのビッグ3だが、それぞれの関係はビミョ~。売れっ子になってから共演したことはない。
「深キョンは自分が女王様であり、お姫様であると信じ込んでいますからね。その分、プライドも高いし、気も強い。そういう意味では、後輩なのに女優として自分を脅かす存在になった綾瀬に対する対抗心は相当なものがあるはずです」
と、TV美女研究家の八木晶王氏が分析する。
「ところが、綾瀬はあのとおりの天然キャラで、のほほんとした性格ですからね。深キョンがいくら気張ってものれんに腕押し、喧嘩にならないでしょう」(前同)

一方、深キョンと優香は明らかに"共演NG"だ。
かつて、深田が嫌がった生理用品のCMを優香が代わって受けたことから、2人の間に溝が生まれたようだが、前出・織田氏はデビュー当初から不仲だったと指摘する。
「深キョンと優香は短期間ですが『HiP』というアイドルユニットに在籍していたことがあるんですよ。真剣に"白馬の王子様"について語る深キョンの話を優香が鼻先で笑ったため、深キョンが怒ったという逸話が残っています。事実、その直後に深キョンはHiPを卒業。ギャル気質の優香とお姫様体質の深キョンの性格が合うわけがないでしょう」
優香が2012年に12年ぶりの水着写真集『優香グラビア』を出せば、深キョンは今春、セクシーなランジェリー写真集『(Un)touch』を出版。ひょっとすると、これも2人のライバル意識のなせる業だったのかも……!?

深田恭子は、昨年公開された映画『ルームメイト』で共演した北川景子(28)とも不仲と言われている。
「W主演という触れ込みでしたが、マスコミの扱いは北川のほうが大きかったため、深田がへそを曲げてしまったというんです。もっとも、2人が一緒に食事をした際、北川が口いっぱいに食べ物を詰め込む"リス食い"をしたため、深田が幻滅。"あれ見てたら、食欲なくなる~"と周囲に吹聴していたという話もあります(笑)」(夕刊紙記者)

一方、主演ドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)の視聴率が低迷しているのが沢尻エリカ(28)。裏番組の綾瀬はるかの主演ドラマにダブルスコアに近い差をつけられているが、
「ファッション業界を舞台にした"全員悪女"が売りのドラマだけあって、沢尻以下、一癖も二癖もある女優が勢ぞろい。最近は"優等生"になったと言われる沢尻ですが、いつ"エリカ様"の本性が出るかと現場は緊張感いっぱい。共演中の夏木マリは"このメンバーで仲が良いわけない"と冗談めかして答えていましたが、あれは恐らく本音でしょう」(テレビ誌記者)

その沢尻と共演NGなのが竹内結子(34)。沢尻が大バッシングされるきっかけになった「別に」発言の舞台となった映画『クローズド・ノート』で共演していたのが竹内だった。
「沢尻の主演映画ではありますが、所属事務所の先輩にあたる竹内がわざわざ舞台挨拶に来てくれたわけです。その前で、あの暴言ですからね。竹内も"あの子、何なの!?"と怒り心頭だったとか」(前出・芸能記者)
もっとも沢尻の場合、09年に大手芸能プロから契約を解除されたため、そこに所属する女優とは基本的に共演NGだというが……。

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