官能小説で想像を広げまくる
――今年4月に、まさかの官能小説『撮られたい』を上梓された今野さんですが、そういう日常的な妄想が小説のネタになっていたりするんですか?
今野 それはありますね。
――ちなみに、なぜ官能小説を書くことになったんですか?
今野 20歳くらいのときに、友達に"面白いから読んでみて"ってサタミシュウさんの『私の奴隷になりなさい』という官能小説を勧められて、面白さにハマってしまったんですよ。それでシリーズを全部読んでいるうちに、官能小説が好きになって。そしたら、"そんなに好きなら、自分で書いてみたら?"ということになって。
――官能小説の、どこが面白かったんですか?
今野 想像がどこまでも広がっていくところですね。あとは官能表現が、とても新鮮でしたね。
――デビュー作の評価は、いかがでしたか?
今野 "エロかったよ"とか、"杏南ちゃんて、本当にエロかったんだね"って、よく言われます(笑)。
――もともと、エロそうに見られていたんだ。
今野 グラビアとかのイメージですかね(笑)。
――そう言われて心境は?
今野 スゴくうれしいです。
――『撮られたい』はグラビアアイドルの世界が舞台でしたが、次回作の構想などはあるんですか?
今野 まだ固まってはいないんですけど、ストーリーや面白い表現を思いついたら、書きとめるようにしています。
――ご自身の恋愛や周囲の男性との関係も、大いに作品作りに生かされているとは思うのですが、プライベートは、どうなっているんですか?
今野 どうといいますと?
――彼氏とか。
今野 今はいないですよ。
――"肉食女子"と聞いていますけど?
今野 それは「肉食女子部」のことじゃないですか? 杉原杏璃さん、篠崎愛ちゃん、森下悠里さん、川村ゆきえさん、岸明日香ちゃん、星名美津紀ちゃんのお肉好きの7人で、グラドルの「肉食女子部」を結成したんですよ。
――スゴいメンバーですね。どういう活動をされているんですか?
今野 「お肉=笑顔=世界平和」がテーマで、一緒にお肉を食べに行ったり、ツイッターなどでお肉を食べたことを報告し合うんです。
――で、豊かなバストをより大きく育てていこうということ?
今野 いえいえ、ですから世界平和につながれば(笑)。
――アハハ。今野さんは、特に何肉がお好き?
今野 やっぱり牛肉ですよね。焼肉やステーキが大好きです。今日も、この取材が終わったら、一人で焼肉を食べに行こうかなって、こっそり考えているくらいですから。
――一人でも行っちゃうんだ。
今野 実は、まだ"一人焼肉"ってやったことがないんですよ。ちょうど、次のお仕事までに時間があるし、デビューしちゃおうかなって。
――そんなにお肉が好きなんですね。
今野 私の家族も肉好きで、昔から2日続けてステーキとか、普通なんですよ。今朝、冷蔵庫にお肉があったから、帰ったらステーキなんじゃないかと思っているんですけど。
――それなのに"一人焼肉"行こうとしているの?
今野 そう(笑)。
――それは相当の肉食ですね(笑)。では、「肉食女子部」でも、お肉談義に花が咲いたことでしょう。
今野 9月に初めての会合があったんですけど、悠里さんや杉原さんが美容にスゴく詳しいので、ほとんど美容のことを教えてもらっていましたね。お肉をいっぱい食べながら(笑)。
――アハハハ。
今野 脂肪の吸収を抑える黒烏龍茶を飲みながらなんですけど、それも急に体を冷やすと美容によくないから、「氷なしで」みたいな感じで。いつも気にしないでバクバク食べているので、とても勉強になりました(笑)。