「これから演じたいのは母親の役。"色っぽい人妻"という設定ならちゃんとエロさも出しますよ!」
18歳の時に白血病に罹るも奇跡の復活を遂げた吉井怜さん。現在は、国民的ヒーロー番組である『仮面ライダー』の最新シリーズにレギュラー出演中だ。その劇場版にも出演する吉井さんだが、清楚な見た目とは裏腹に、普段は男っぽいところもあるとか。コレは聞き捨てなりませんゾ!
――おぉ、いきなり白衣での登場ですか! ドキドキしますね(笑)。
吉井 そうですよね(笑)。私も子どもの頃、女の先生の白衣姿にはちょっとドキドキしていましたよ(笑)。
――同性でも?
吉井 思いましたよ! なんか綺麗だなぁって。憧れもあったと思うのですが。
――で、今日はなんでこんな衣裳かというと……。
吉井 いま撮影しているドラマ『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)では警視庁特殊状況下事件捜査課、通称"特状課"に籍を置く物理学者の役を演らせていただいているんです。
――保健室の先生役ではないんですね(笑)。ところで、これまで『仮面ライダー』って御覧になったことはありますか?
吉井 子どもの頃によく見ていました。兄がいるのですが、その影響あって少年マンガもよく読んでいました。特に、島崎和歌子さんが主演をされていた特撮ヒロインドラマ『魔法少女ちゅうかないぱねま!』が大好きで。劇中に登場したコンパクトなどの玩具も持っていたくらい好きだったんですよ。
――それじゃ、今回『ライダー』出演の話をいただいたときは?
吉井 本当にうれしかったです。ただ、ライダーは年齢的に若いイメージがあったので、私でいいのかなって(笑)。
――今回演じる、沢神りんなってどんな女性なんですか?
吉井 名前の沢神は"騒がしい"という言葉からきているのですが、そのくらい騒がしくて特状課のムードメーカーなんです。とにかく明るくて自由気ままなところがあって。ときどき男勝りなところが出てきたり(笑)。
――御自身と重なる点は?
吉井 私も基本的に楽しいことが好きで、プライベートでも、普段はちょっと男っぽいところがあったりするくらいなので、どことなく馴染みのあるキャラなんです。
――この白衣姿で演じるうえで心掛けることはありますか?
吉井 私としては子どもの頃に描いていた保健室の先生や数学の先生のイメージなのですが、お姉さん的な感じも出せたらいいかなぁと思ってます。
――共演者の方の評判は?
吉井 それが誰も何も言ってくれないんですよ(悲笑)。何でですかね?
――ちょっと寂しいですね(笑)。ところで、今度は劇場版もありますが、ドラマ版との違いは?
吉井 ドラマだと特状課のシーンは、ちょっとお笑い的な要素があって、なごみや癒しの空気感を出しているんです。劇場版でも、そうした存在感が薄れないように心がけました。
――具体的には?
吉井 何か芸をしてアピールしようかとも思ったんですけど、そっちの引き出しがあまり無くて(苦笑)。そこで、私、背が低いのですが、それを上手く生かしてチョコマカ動いたり、困ったときは女の子の弱い部分を出して課長を盾にしたり(笑)。動きでコミカルさを出すようにしました。