重ねた芸歴は3人合わせて121年。先頭を走ってきた"笑いの偉人たち"もさすがに息切れか?それとも――?

今年の干支は乙未(きのとひつじ)。古来から、新旧勢力が入れ替わる年として知られている。
「芸能界でも噂になってるんですよ。そろそろ大きな動きがあるんじゃないか、って」(芸能プロ関係者)

その予兆はすでにある。
昨年のテレビ界最大の事件、32年続いた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了だ。司会のタモリ(69)、テレフォンショッキングの最後のゲストがビートたけし(67)、かけた電話の相手は明石家さんま(59)と、BIG3が競演したことも、大きな話題となった。

「3人が互いの30年を労い、エールを交換しあっているようにも見えましたよね」(テレビ誌記者)

長年にわたってトップを走り続けてきた3人だが、ここにきて"引退"にまつわる発言が耳目を集めるようになっている。

『タモリ学』(イースト・プレス)などの著書で知られる戸部田誠氏は、次のように語る。
「タモリさんは、たけしさんに楽屋で"引退するなら言ってくれよ。抜け駆けは嫌だよ。俺を残して勝手に辞めていくのはやめろよ。お互いに話して辞めよう"と話したそうです」

さらに、以前から60歳で引退する、と公言していたさんまは今年の7月1日で60歳。そのため、直後の改編期の9月に姿を消すのでは……? という推測が、芸能界を駆け巡ったのだ。

はたして、真相はいかに――ということで、3人の最近の仕事から見ていこう。
まずは、たけし。昨年10月からフジの『オモクリ監督』の審査委員長に就任してレギュラー番組を増やし、現在8本と絶好調。
「10月には渋谷の小さな劇場でライブを開催し、観客に毒ガスを噴射しまくり。"たけし節"健在をアピールしました。今年4月に公開される17作目の監督映画『龍三と七人の子分たち』は久々のコメディで、原点である"笑い"に立ち返った形です」(芸能記者)

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