「もっと立派なお墓を建ててあげたい。今後、誤った逮捕や判決で罪もない人の命を奪うことが二度とないようにして欲しい」

中国全土の平均年収と比較しても莫大な賠償金が支払われたことになるが、両親は「でも息子の命は戻ってきません」と涙を流していたという。

この冤罪事件の背後には、当時の「凶悪犯罪ほど速やかに決せよ」という政治的キャンペーンがあった。

科学的根拠に基づかない、ずさんな調査で導かれた「スピード逮捕・スピード処刑」によって表彰され、昇進した関係者もいるため、冤罪事件と公式に認めることが難しく、これほどまでに時間が経ってしまったようだ。

この青年の名前は、モンゴル語で「発展」や「前途」という意味があるそうだ。無念のうちに亡くなった青年のことを忘れず、二度とこのような冤罪事件を起こさないよう、今回の事件を緻密に検証し、今後につなげていくことが求められている。

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2