☆その3 アメ・キャラメル編
●サクマ式ドロップス(佐久間製菓) 1908年発売/107歳

金属缶に入っているおなじみのドロップ。明治41年(1908年)に佐久間惣治郎氏が初の国産ドロップを完成させました。なぜサクマ「式」なのか? 実は、そのドロップの独自製法が「サクマ式」と呼ばれていたんですね。これが登録商標となり、商品名として使われています。味はイチゴ、パイン、レモン、オレンジ、リンゴ、メロン、スモモ、ハッカの全8種類。白いハッカ味が出たときのハズレ感はなんともいえません……。

●ミルクキャラメル(森永製菓) 1913年発売/102歳

キャラメル自体は明治32年(1899年)から売られていましたが、「ミルクキャラメル」という名称での販売は大正2年(1913年)からスタート。当初は1粒ずつのバラ売り状態で、大正3年(1914年)に初めて20粒入りの紙容器入りになりました。ミルクキャラメルの容器の形がこの当時から変わっていないっていうのが驚きです!

●ボンタンアメ(セイカ食品) 1922年発売/93歳
印象的なパッケージデザインは発売当初から変わっていないという「ボンタンアメ」。その誕生のヒミツは、なんと社員の「お遊び」!! 工場の社員が水飴をハサミで細かく切って遊んでいるのをヒントに作られたのだとか。ちなみにセイカ食品は鹿児島の会社で、同社の商品には人気アイス「南国白くま」もあります。

いかがでしたでしょうか? ちなみに取り上げなかったおかしでも、有名どころでは「マリービスケット」は1923年、「都こんぶ」は1931年、「グリーンガム」は1948年、「ポッキー」は1966年と、ロングセラーおかしはまだまだあります。どれももう国民の味ですよね。食べたくなっちゃった人は、コンビニやスーパーでロングセラーおかしを探してみては?

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