さてここまでは自分が働くことが前提の募集であったが、自分の「ペット」が社会の役に立てるとしたら……? ユーモアあふれる2つの募集記事を紹介したい。

「米IT企業がオフィス犬募集」

ニューヨークのIT企業がオフィスドッグの募集広告を公式サイトに掲載した。このオフィスドッグは、従業員を快く迎え、働き過ぎを戒めることなど「癒し」が主な職務。体臭に問題がない、じゅうたんで用を足さないなどのほか、命令に従い「カメラ目線」に応じるといった高い資質も求められる。
待遇は「1日6回のおやつ」と年間のボーナスとして「骨ガム」が約束されている。ストレス対策で多くの企業が採用しているオフィスドッグ。犬がいることにより生産性が向上し、従業員の連帯感も生まれるとの調査結果もあり、今後、募集が増えそうな人材(犬材?)ではある。


「絵本『100万回生きたねこ』、そっくりな猫を探しています」

100万回生死を繰り返した猫の物語『100万回生きたねこ』(佐野洋子、講談社)が電子書籍化を記念して「そっくりさん猫」を募集する。同作品に登場するトラ猫や白猫に、どこか1カ所でも似ていればOK。専用フェイスブックに投稿し、「いいね!」がたくさんついた写真は、講談社のサイト「絵本通信」に掲載されるという。ファンにはたまらないスペシャル企画、締め切りは4月19日だ。

「講談社絵本通信」
http://ehon.kodansha.co.jp/event_list/100mankai.html

最後は「ある特定の層」には夢があるといえるこの募集。


「嵐・相葉の実家がアルバイト募集」

嵐・相葉雅紀の実家が経営する千葉県の中華料理店。休日には数百人の嵐ファンが押し寄せるその「嵐の聖地」でこの度、アルバイトが募集された。洗い場やホールなど、スタッフとして採用されるのは3人ほど。そこへなんと1000人以上の応募が殺到したのだ。店で年に1回、嵐メンバーの親睦会が開かれるため、バイトしていれば嵐メンバーと会うことができる、というのが応募殺到の理由だが、運良く採用されても、他のファンからの報復が怖い気も!? 「苦情の嵐」とならないよう祈る。

南極にも宇宙にも行ける、好きな芸能人の実家でも働ける。いろいろな応募記事をのぞいてみれば、人生の可能性が広がるかもしれない!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2