パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第23回 「戦況は刻一刻と変化する!」



さぁさぁ、急ぎましょう。ついこないだまで寒さに唇を震わせていたのに、桜前線の急上昇を予感させる暖かさを感じたりして、時は待ってくれぬのです。

こうしている間にも、「バッチちゃんそれ早く言ってよー」的なことになりかねないのです。急ピッチで前回お預けしたお題へと移ろうじゃありませんか。

前回は、常連さんの存在を意識した、「初見の店での立ち回り朝編」をお届けいたしました。今回はその続編、「初見の店での立ち回り昼以降編」をお届けさせていただきます。

昼以降となりますと、ホールにはそれなりに稼働がついていることでしょう。

まずね、「あれ? 本当に今日営業してます? 誰も打ってませんけど?」のパターン。帰りましょう。入店した時から店員さんの視線を独り占め、そんな状況であれば、ほぼほぼ無理と思って間違いございません。いきなり振り返って店を出るのも気まずいですから、機種のラインナップなんかをチェックしてるフリをしながらね、「あー、あの機種入ってないのかー」なんて顔でカモフラージュしつつ、颯爽と帰りましょう。

逆に「満員御礼、立ち見までいますけど?」のパターン。日を改める覚悟をしましょう。ただ、こっちの場合はカモフラージュではなく、リアルにチェックする価値ありです。それぞれちゃんと出ているか、出ている機種が偏っていないか、どんな機種が出ているか、前回も書かせていただいた「滲み出る店のクセや特徴」をできる限り拾って帰りましょう。

それでね、もし出玉を持ち帰ったあとの空き台なんかがあればチャレンジしても良しです。しかし、気をつけなければならないのが、稼働マジック。「別にたいして良さげな台でもないのに、皆が打ってるから打っちゃう」というマジックです。稼働が高ければ高いほど、良い台が放置されている可能性は下がるということを忘れてはなりません。

そして、です。「ぼちぼち稼働してますね」のパターン。このパターンが最も多いことでしょう。絶望的に誰もいないわけでもなく、空き台はソコソコあって選択肢も多い。そんな中の一手が大きく勝敗をわけてくると思うわけです。

まずは満員御礼の店同様、チェックから入りましょうか。
特定の機種だけ人が集まっていないか? その人たちは出ているのか? お客が散らばっている場合、出ている台はどんな台か? 
高設定の在り処を想定して回るわけです。そのチェックの結果、よほど強い根拠を見つけたら攻めるも良し。

具体的な例でいえば、6台設置の機種に5人腰掛けていて全員出玉を持っている。残り1台も履歴を見たら出てるじゃないか! 攻めてヨシでしょう。『ジャグラー』だったり『ハナハナ』だったり、とんでもない確率で当たってる台が目の前で空いた! 攻めてヨシでしょう。

それではそういった根拠がない場合、どうするか? なんとも言えないなぁという選択肢の中、どんな一手を取るか? 

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