予断を持つことは間違いのもとに!?

ゴールドマウンテンにとってはこのレースが、この年6戦目。調子はすでにピークを迎えていて、どうこれを維持していくのか――ポイントをその一点に絞り、考えに考え抜いた末、辿り着いたのが、馬が夏負けしないように早めに追い切りを済ませ、長距離輸送で札幌に入った後は、オーバーワークにならない程度の軽めの調整ですませるというものだったのです。

これが記者の方の目には物足りないと映ったのでしょう。文字になり、印刷され、それを目にした僕は、同じように不安に襲われてしまったのです。

それが間違いだと気づいたのは、実際に、自分が馬に跨ったときでした。「これなら勝てる」。自信を持って臨んだ結果は、余裕の1馬身3/4差での優勝。勝利の歓びと一緒に、予断を持つことの危うさを教えてもらいました。

4回目から舞台を函館に移し、名称も、「函館スプリントS」とあらためられたこのレースが、今週末、函館競馬場で行われます。
父の実家がある函館は、僕にとっても第二の地元。一昨年は17戦して7勝2着1回。昨年は14戦して4勝2着1回、バツグンの相性を誇っています。夏休みにはまだちょっと早いですが、ムリをすれば日帰りも可能です。今週末は北海道で会いましょう!

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