美和 梅雨の季節ですが、梅雨が明けると海開き!子供の頃待ちどうしかったですよねぇ。
宗男 北海道は「梅雨」が無いので、大学生時代の東京生活の中で、初めて梅雨を知りました。これだけでも北海道の良さ、素晴らしさを感じたものです。当時は、カラッとした北海道の気候が無性に恋しかった思い出があるなぁ…。
美和 さて、今回のお題ですが「水族館のイルカ」問題です。WAZA(世界動物園水族館協会)からJAZA(日本動物園水族館協会)へ、和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカの入手・飼育に関して禁止するよう勧告があり、JAZAがそれに応じる。という問題がありました。将来、イルカショーが見られなくなるかもしれません…。
宗男 イルカ…。イルカが“希少”ならば勧告を受け入れても良いと思うが、実はそうではないんです!現在、イルカやクジラが増えて、小魚を食べ過ぎて生態系が変わってしまうと言われているくらいなんです。イルカ1頭が1日100kg200kgもの小魚を食べてしまうんですよ。マッコウ鯨などは1日1トンも食べるんですから!
美和 人間が果たして生涯でどのくらいの魚を食べるのか…? クジラは、たった1日で1トン!?
宗男 生態系が崩れてるんです。それなのに短絡的に「動物虐待だ」という見方されたら困ります。それに、イルカ漁やクジラ漁は昔から続いている日本の文化なんですよ。そして水族館ではイルカを大事に扱って、お客さんにショーを見せたりしてる。これもひとつの“産業”または“資源活用”としてやっているのです!
美和 ある程度の量は捕獲して、水族館へ。で良いと?
宗男 今、増えすぎて困っているんですから。我々が、魚を食べれなくなりますよ!
美和 北海道でも深刻な問題ですか?
宗男 イルカ・クジラだけでなく、アザラシやトドもです。これらは海のギャングですよ。漁網は壊される、魚は食われてしまう。大変な被害だと思います。死活問題ですよ!
美和 宗男先生のところにも、漁民の皆さんから陳情とかがあるんですね?最近のことですか??
宗男 昔からたくさんあります。話は変わりますが、今日本は鹿の食害が凄いですよ。木は食べられるし、農作物も被害にあうし。猪も同様です。
美和 住宅街にも出てきたりするようですね。
宗男 鹿の繁殖力は大変なものなんですから。舛添知事の繁殖力より強いですよ!(笑)
美和・編集 (爆笑)