それはできる限り「セコく打つこと」！
確率が甘いのでとにかくポンポン当たるんですが、リーチ中はもちろん、少しでも熱そうな演出が始まったらすぐにハンドルから手を離して腕組み。打ち出しをやめて、ムダな玉を使わないようにするのです。
当たりやすさと引き換えに出玉が少ないので、このケチケチ作戦は驚くほど効果テキメンです。出玉の増え方はちょっとじれったいけど、手間を惜しまなければ確実に稼げます。
ただ、そうそううまくいかないのが世の中。よりによってこの日は全く当たらぬまま、ジリジリと大当たり確率の３倍ハマリ。投資９千円でようやく当たりましたが、残念ながら単発……。この機種は単発だとカップ１杯程度の出玉しかありません。それでも諦めずに１発ずつ丁寧に打って、追加投資500円で再び大当たり。だけどまた単発……。
連チャンモードに突入する割合は約３回に１回なので、まだまだこれから。腫れ物に触れるかのごとく慎重に打ち、ラスト１枚の500円玉を入れた直後に大当たり。さすがは超甘確率ですのう。今度はバッチリ連チャン突入図柄で揃いました！
待望の連チャンは６連。軍資金はゼロになってしもたですが、約２箱になりました。その後も油断せず、丁寧に輪を掛けて打ってジワジワ３箱まで成長させることに成功。
でも、わしみたいなのが出しすぎると常連の年配客にシワ寄せが及ぶ可能性も……。調子に乗りすぎると後悔しかねないので、潔く撤収です。
１万５千円の換金で５千円の勝ちですが、２時間でこれだけ増やせればオーケー。家で寝ていてもお金は降ってきませんからのう。
結果は上出来でしたが、もし負けてたらみっともなかった。
財布は空っぽ、貯金箱の小銭をかき集めてパチンコ屋に向かう姿は、とてもパチプロには見えないかも……。
しかし明確な目的を持った店選び、機種選びをすれば、そう簡単には負けません。
今回は出玉をもぎとったというより、無駄な打ち出しを節約して得られた勝利です。何も無理して大勝ちを狙う必要はないんです。パチプロというのは決してヒキの強さで勝ちまくっているワケではありません。節約術が人よりウマイといったほうが近いのかも。
わしに限らず、パチプロのほとんどはケチケチ技術を競い合って喰いつないでいるのが現実です。感覚的には、１円でも安いチラシ片手にスーパーをハシゴする主婦と同じようなスタンスかな。
……夢を壊してスイマセン（笑）。
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