日本人女性に抱く「ビデオ幻想」

一方、中国人にとって、"日本食"といえば「和牛、海鮮系、ラーメンが3大人気」(福島氏)という。
「どこに食事に行きたいかと尋ねると、圧倒的に『かに道楽』に行きたいと言いますね。海鮮が食べられるうえ、天ぷらや鍋など、いろいろなものがついてきて、料金がそこまで高くないのが人気の秘訣」(前同)
店頭に掲げられたかにの模型が、中国人には何よりのご馳走のサインなのだ。

では、和牛を食べる際に名前がよく挙がるのはどこかというと、焼肉チェーン『牛角』だという。
「ほとんどの肉が日本産ではないのに、みんな行きたがりますね(笑)」(同)

買い物、食事ときて、さらに、日本人女性も彼らにとって憧れの的。
特に、中国では蒼井そらが社会現象となるほど人気なのは知られた話だが、その影響からか"ビデオ幻想"なるものまで現れているという。

そもそも、中国人の日本女性に対するイメージとは、
「おとなしい、文句を言わない、優しいと、とにかくいい印象。中国人女性の"いばっていて声が大きい"というイメージとは真逆なんです」(中島氏)

そんな日本人女性像を形作ったのが、昭和のスター、山口百恵だという。
「中国で最も有名な日本人が、彼女と高倉健。50代以上であれば、この2人に対する憧れは、並大抵のものではないですよ」(前同)

百恵と高倉が出演した映画が中国で大ヒットしたことが、その絶対的人気のきっかけとなったという。ちなみに、50代より年齢が下がると人気なのが、ノリピーこと酒井法子。
「"なんで、そんなに人気があるの?"ってくらいに人気があって、09年に覚醒剤使用で逮捕されたときも、"中国においでよ"との待望論こそ聞こえても、批判は一切なかった」(福島氏)

このように、生活用品から食事に女性と、何から何まで日本のことが大好きな中国人と韓国人。中韓問題にも詳しい経済評論家の杉村富生氏が「国策上、反日を煽ったが、日本に敵わないことは自覚している」と分析するように、もっと素直に、「I LOVE ニッポン」と本音をさらせばいいと思うんですが。

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