このラキシスと同じく、ディープインパクトを父に、ストームキャットを母父に持つのが、前々走「都大路S」、前走「エプソムC」に引き続き、「毎日王冠」でもコンビを継続することになったエイシンヒカリです。
ここまで8戦して7勝。気むずかしい性格で、騎手泣かせの馬ですが、強ければ何の問題もありません。
――優等生な競馬ですみません。
何かしでかすのを期待しているファンの方には、レース後、そう言うしかありませんでしたが(笑)、レース前に落ち着いてさえいれば、あのくらいの競馬はできる馬です。
デビュー戦以外の勝利はすべて逃げ切り。相手が強くなったとき、この戦法がどこまで通用するのか!?
彼にとっては、今回が大きな試金石になります。この関門を強い競馬で乗り越えられるようなら……大きな勲章は、もう、すぐ目の前です。
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