ラグビー日本代表・五郎丸歩に「5000億円」の経済効果!!の画像
ラグビー日本代表・五郎丸歩に「5000億円」の経済効果!!の画像

マイナースポーツと化した元人気競技に往時の注目を取り戻させた立役者。そのキャラクターに熱視線が!

ラグビーW杯イングランド大会でわが国史上初の3勝を挙げた日本代表。マイナースポーツとなっていたラグビー人気を復活させた立役者が、日本代表フルバックの五郎丸歩(29)だ。
「W杯まで五郎丸が出演したCMは、明治(旧明治製菓)サプリメントのウェブ広告のみ。それがW杯以降、CM出演のオファーは、2ケタに達している状況です」(周辺関係者)

ラグビーと同じく、彼自身、一躍スターダムを駆けあがり、今や時の人。
24日に開幕したプロ野球日本シリーズ第1戦(ヤフオクドーム)の始球式も務めた。

また、五郎丸が所属するトップリーグ・ヤマハ発動機のファンクラブ会員も激増。すでに現時点で、昨年度を1000人あまり上回り、11月21日のホーム開幕戦(ヤマハスタジアム、対豊田自動織機)のチケットも、一般前売りの時点で完売したという。

スポーツ界ばかりではない。プレースキックの際に両手を合わせ、中腰になる"五郎丸ポーズ"を小学生からお父サンまでモノマネ。
「酔ったサラリーマンがやって盛り上がってますね」(居酒屋の女性店員)
という具合。

「髪型が同じソフトモヒカンで、ネット上で"五郎丸に似ている"と話題になったのが、お笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤。"ご本人に申し訳ない"と恐縮しつつも、得意げにイベントで例の五郎丸ポーズを披露していましたよ」(芸能ライター)

さらに、その五郎丸ポーズ、どこかで見たと思っていたのだが……。
「漫才師の西川のりお師匠ですよ。師匠がやっていた伝説のギャグ"ツクツクボーシ、ツクツクボーシ"にそっくり(笑)。のりお師匠の人気まで復活しそうな勢いなんです」(前同)

こうして社会現象になった五郎丸だが、その年収はナント、450万円~550万円(推定)だとか。五郎丸は、ラグビーの名門・佐賀工業高校から早稲田大学へ進み、大学選手権で3度の優勝を果たしてトップリーグの強豪・ヤマハ発動機へ入団。ところが、その後、ヤマハ発動機が経営不振に陥り、ラグビー部を縮小して、選手のプロ契約を打ち切ることになった。つまり、プロのラグビー選手から一般の社員となり、年収が大幅ダウンしたのだ。
「一転して茨の道となったはずですが、五郎丸は義理堅い性格。他チームへの移籍を考えず、正社員としてチームに残る道を選んだんです」(前出の周辺関係者)

五郎丸が会社の業務で所属するのはコーポレートコミュニケーション部。
「メディアなどからバイクの貸し出し依頼があれば、担当部門に連絡して手配する仕事をしています」(ヤマハ発動機ラグビー部広報)

その仕事の合間を縫って猛練習に励み、W杯1次リーグでは、ランキング1位の13PGを記録(58得点は同2位)したのだ。
「努力家で性格は真面目そのもの。それでいて、あのルックスですよ。広告業界が放っておくわけがないでしょう」(広告代理店関係者)

前述した通り、W杯後、出演オファーが殺到。ヤマハ発動機そのものも、企業CMに五郎丸を起用することを「検討中」だという。CM出演のギャラは、テニスの錦織圭で6000万円以上、ヤンキースの田中将大で5000万円以上といわれるが、
「五郎丸が出演したら1本あたり3000万円程度は堅い。ラグビー選手としては破格です」(前同)という。

五郎丸はヤマハ発動機の社員だが、彼が会社に申請して副業が認められたら、1本のCM出演だけで年収は一気に6倍以上へ急上昇、"シンデレラボーイ"となる可能性は十分だ。
経済アナリストの森永卓郎氏によると、
「仮に五郎丸氏が完全フリーで彼の権利をオークションにかけたら、1億円くらいにはなると思います」
という。ならば、年収は一気に20倍――。しかも、
「ビートたけしの『新・情報7daysニュースキャスター』(10月17日放送、TBS系)に出演した際、五郎丸はたけしの下ネタにも動じず、逆に、たけしがタジタジになっていました。バラエティ番組でも十分いける」(芸能事務所社長)
と芸能界からのラブコールまで巻き起こっている。

番組では、たけしが「(ラグビーチームの)新日鉄釜石で本当はV6なのに、"ブイセックス"って言っちゃった。そしたら相手は、"交尾成功"って言ったっていう……」と、"たけし節"を炸裂させたものの、スタジオ内は引き気味。五郎丸は、あのクールな表情で受け流し、"世界のたけし"が「すいません……」と頭を下げる一幕も。
「このほか、五郎丸は自叙伝の『不動の魂』(実業之日本社刊)を出版しています。出版界はもとより、イベント業界、グッズ販売業界からの引き合いを考えたら、商品価値は5億円くらいにはなるでしょう」(中堅出版社の版権部社員)

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