以下のような行動は要注意です。

A)「お前」と呼んだり、命令口調が多かったり、ふだんの会話から支配的
B)交友関係を制限する(男性がいる飲み会には行くな、など)
C)あなたの人間性を否定する(だからお前はダメなんだ、など)

ちょっとしたことと、思われるでしょうか?

しかし、これがエスカレートして自尊心を奪い、物理的、精神的に支配されるようになると、女性は判断能力を失います。そうして、さらにズブズブの状態に陥ることに……。「芽」の段階で気づければ、被害ゼロで済むのです。

一方、無意識のうちにDV・モラハラ男を引き寄せてしまう女性がいるのも事実です。以下、思い当たることはありませんか?

1)「お前」と呼ばれたり、命令口調で話されたりするのがイヤではない
上記のAとリンクしますが、支配的態度こそ「彼のもの」になった証拠として、恋愛の充実感につながる……というのは危険信号! 歳の差があったとしても、相手を尊重する男性ならむやみに支配的な接し方をしません。

2)束縛されるのは「愛情の証」だと思っている
行動や人間関係を制限されるのは、いくら恋人・夫婦でもあってはならないこと。「彼はそれほど私のことが好き」という魔法の思い込みは、彼のことを助長させるだけです。スマホチェックなんてもってのほか! 同時に、相手のスマホなどを見るのも“当然のこと”ではないと心得て。

3)父親がDV・モラハラ男だった
子どものころから、父親が母親や子どもに暴力をふるう光景を日常的に見ていると、それが「ふつう」だと刷り込まれます。その過去は変えられませんが、“自分の家はふつうではなかった”と自覚することが、DV・モラハラを引き寄せない第一歩です。

束縛は愛ではなく暴力であり、暴力を受けて当然という人は誰ひとりとしていないのです。「私がダメな人間だから」「彼が怒るのもしょうがない」というのは、消極的ながらも暴力を肯定していることになり、DV・モラハラ男はそれを嗅ぎつけて寄ってきます。まずは、その考えから脱却することからはじめましょう。

(森友ピコ)

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