芸人キラーに野球オンチ…紅白司会・黒柳徹子82歳「びっくりぽん伝説」の画像
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 大物に次々と断られ、寂しいかぎりの国民的番組。頼みの綱はこの人だけ。期待するのは仰天発言の連発か――!?

 11月26日、今年の最後を飾る『第66回NHK紅白歌合戦』の出場歌手と司会者が発表された。しかし、世間からは「史上最も地味な紅白」と、その顔ぶれへの不満が噴出している。「今年は、一年を代表するようなヒット曲がなく、ユーミンや竹内まりやなどの大物にも断られ、これといった目玉がありませんからね」(音楽業界関係者)

 20年ぶりに再結成したレベッカの初出場や、18年ぶりに出場するX JAPANの他、小林幸子が特別企画枠で4年ぶりの復活。加えて、今井美樹や近藤真彦の久々の出場もあり、話題が皆無なわけではないが、「話題といっても、アラフィフ世代の復活組のことばかり。懐かしくはあっても、まったく新鮮味に欠けますから、とても目玉にはならないでしょう」(前同)

 そんな中、最大のサプライズとなったのは、御年82歳になる黒柳徹子の総合司会への起用だった。「紅組、白組の司会は、綾瀬はるかとV6の井ノ原快彦が担当し、『あさイチ』で井ノ原とコンビを組む有働由美子アナが総合司会を務めるというところまでは想定内でしたが、黒柳徹子は正直、ノーマークでしたね」(テレビ誌記者)

 当初、司会にと名前が取り沙汰されていたのは、現在、『ブラタモリ』(NHK)も大好評のタモリだった。「カリスマ的人気を集める現在のタモリなら、間違いなく目玉の一つになったことでしょう。しかし、NHKが本人にオファーをする前に、スポーツ紙にこの情報をすっぱ抜かれ、タモリにもスケジュールを理由に断られてしまったんです」 タモリに断られた後、NHKは今年放送20周年となる『鶴瓶の家族に乾杯』の笑福亭鶴瓶にオファーをかけたようだが、「タモリさんの代わりなんて、僕には務まりません」と断られたという。

「他にも大物タレント何人かに当たったそうですが、すでにタモリの名前が出たあとでは、前向きな返事はもらえなかったといいます」(芸能プロ関係者) 芸能リポーターの川内天子氏は、こう話す。「まず司会者、その後に出場歌手と発表されるのが慣例ですが、今年は司会者と出場者の同時発表でした。本当に出てほしい人に断られ続け、大いに迷走した証拠では……?」

 そんな中、やっと首を縦に振ってくれたのが、黒柳だったというのだ。「黒柳は1953年に、テレビ女優第一号としてNHKに入局。58年の第9回紅白では、自身初となる紅組司会を務め、それから22年経った80年の第31回から83年の第34回まで、4年連続で紅組司会を務めており、紅白との縁は誰よりも深いものがありますからね」(前出のテレビ誌記者)

 出演者が全体として地味なだけに、彼女にかかる期待は発表以来、日に日に大きくなっている。「好奇心は人一倍旺盛ながら、世間の常識というものには関心がなく、友人の結婚式に招かれたものの、“ご祝儀”の存在を知らずに、手ぶらで出席しようとしたこともあるほど。とにかく、自身が見て聞いて感じたこと以外の価値基準を持たないため、発言はいつも新鮮で、周囲は驚きに満ちてますから、何かやってくれるんじゃないでしょうか」(テレビ関係者)

 芸能リポーターの城下尊之氏は、「本当のサプライズは、放送中に徹子さんの発言の中から飛び出すのでは」と、こう話す。「80年代に紅組司会を続けていた頃、彼女は会見で、“私、自分の演出で好きなようにやらせていただきま~す”って言ってるんです。もちろん今回もそのつもりでしょうし、NHKもそれを期待しているはずです」

 確かに、その言動は、これまでにも我々を大いに驚かせてきた。「まず徹子さんは、日本人が大好きな野球のことを、まったく知りませんからね。400勝投手・金田正一氏の現役時代には、“国鉄(スワローズ)の金田です”と自己紹介され、“どちらの駅にお勤めですか?”と聞き、あの金田をア然とさせたといいます」(スポーツ紙記者) 現在も、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)には、プロ野球関係者が出演することがあるが、そのたびに、「どうして、ここで監督はホームランのサインを出さなかったの?」などとトンチンカンな疑問をぶつけて、出演者を困らせるのだ。

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