とんねるず以外もこんなに! NHK紅白歌合戦のあんまりなアクシデントの画像
とんねるず以外もこんなに! NHK紅白歌合戦のあんまりなアクシデントの画像

 今年で66回目となる『NHK紅白歌合戦』。さすがにここまで長寿番組ともなると、なにかしらアクシデントがあるわけで……。なかでも伝説となっている出来事を、その衝撃度順に紹介したい。

●衝撃度99%=1985年・吉川晃司(50) にくまれそうな大暴れ事件……1985年、『にくまれそうなNEWフェイス』で初登場するも、さまざまなハプニングをおこし、これが唯一の紅白となっている吉川晃司。その一部を紹介すると、まずは白組トップバッターなのに真っ赤な衣装、しかもシャンパンをまき散らしながら登場。さらにはギターに火をつけ、叩き付けて壊すというパフォーマンスを行った。まさにやりたい放題の限りをつくした吉川であったが、これには後年、「当時は多くの賞が出来レースになっていて悶々としていた。ギターもあそこまで燃やすつもりはなかった。全部が裏目に出た」と振り返っている。ほかにも墓場にまで持って行きたいことがあるというが……これぞ若気の至りってヤツ!?

●衝撃度91%=2006年 DJ OZMA(36) アゲアゲすぎたボディスーツ事件……ショーパブのパフォーマンスが元ネタになっているDJ OZMA『アゲアゲEVERY☆騎士』での事件だ。演奏途中、なんとバックダンサーの女性が衣装を脱ぎ「全裸に見える」ボディースーツに変身。DJ OZMAもパンツ一丁で踊り続け、ステージ全体が裸祭りのような異様な光景になったのだった。この件で、NHKには抗議や問い合わせが約1800件寄せられ、当時のNHK会長が新年の職員挨拶のなかで謝罪するという大事にまで発展。DJ OZMAはNHK出入り禁止のまま2008年、引退となった。

●衝撃度86%=1990年 長渕剛 (59)電波ジャック事件……1990年、第一部の最後にドイツ・ベルリンからの生中継で歌うことになっていた長渕剛。この年が初めての紅白出演であった。冒頭、総合司会の松平定知アナウンサー(71)とのやり取りで「現場を仕切ってるのはドイツ人」「日本人はタコばっかり」と現地入りしていた日本人スタッフをいきなり批判。その後、『いつかの少年』『親知らず』『乾杯』の3曲を歌うも、通例より長い出演時間だったため「電波ジャック」と騒がれた。ただ、これには誤解があるそうで、長渕が歌った3曲とも歌詞のテロップが表示されており、曲の終了後は予定通り20時55分からニュース、21時から第2部となっているので、実際は予想外のものではなかったといわれている。

●衝撃度75%=1986年 加山雄三(78) 仮面ライダー事件……この年の白組司会は加山雄三。白組トップバッターであった少年隊『仮面舞踏会』を「おい、張り切って行こうぜ。紅白初出場、少年隊『仮面ライダー』です!」と威勢よく紹介してしまった。なんでも、舞台袖で『仮面ライダー』と言い間違えそうだと話していたら本当にそうなったとのこと。さすが若大将、おちゃめだ(笑)。

●衝撃度70%=1974年 森進一(67) チャック全開事件……1974年、『襟裳岬』でステージに登場した森進一のチャックが全開! 黒い燕尾服の社会の窓から白いシャツがペロン、という「珍事件」が起こった。いち早く気付いたスタッフの計らいにより上半身や顔のアップのみのカメラワークでなんとかごまかすものの、観客は騒然。しかも森は気付いていない! そこで、間奏中に白組出演者が激励のため取り囲むというテイで、森進一に耳打ち。見事な連携プレーによりチャックは閉ざされ、後半につないだ。森本人によると、この前にレコード大賞を受賞しTBSから慌てて駆けつけたため、衣装のチャックをうっかり閉め忘れてしまったんだとか。耳打ちしてくれたのは橋幸夫(72)で、「チャックが開いているぞ」と教えてくれたという。笑えるけども、ちょっとイイ話だ。

●衝撃度67%=1981年 北島三郎(79) 紙吹雪が猛吹雪事件……大トリをつとめた北島三郎の『風雪ながれ旅』の後半で、紙吹雪が「事故か!?」と思うほど大量に舞い狂った。紙吹雪は観客席まで達し、北島の口のなかにも入ったが、本人はまったく動じず歌い終えた。NHKによれば、事故ではなく「猛吹雪を思わせる演出」であり、紙吹雪は3日間かけて作られたものだったとか。そして、2012年の紅白でも、北島三郎のステージで猛烈な紙吹雪を「再現」。曲はまさに『風雪ながれ旅』であった。このときはさすがに顔にかかる紙吹雪を手ではらっていたが(笑)。

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