ご相談の回答者

○弁護士・古川穣史 男女の問題から刑事事件まで、なんでもござれ。「一期一会」の精神で皆さんのお気持ちに向き合いたいと思います。一緒に最善の解決へと向かっていきましょう!

○ライター・もしだ
主婦でライター。宮沢りえ、ゴクミと同じ年齢(むろん面識はない)。法律のことはてんでわかりません!

○編集部・ブリ子
アラフォー独女。最近老後のために、高い保険に入りました。

ブリ子:うちもこの前のドカ雪で同じようなことがあったわ。ベランダに物干ぐらいしかないから、大したことないかったけど。

もしだ:ありえないぐらい積もって屋根からせり出してるお宅とかもあったからね~。自然災害だから仕方ないといえば仕方ないけど……こういう場合、どうなんでしょ?

古川:裁判例の中では、隣の家からの落雪で受けた被害について、その修理費用の請求を認めたものがあります。その裁判例は、防雪柵がないことから工作物責任といって、建物自体に欠点があると判断したようです。

ブリ子:この件のようにマンションの場合は管理組合に問題として上げて、大規模修繕などで改善してもらうような感じでしょうか?

古川:そうですね。今後のことを考えれば、管理組合などでどう改善すべきか話し合うのがいいと思います。

もしだ:ここ数年、これまでなかったぐらいの大雪が降るようになったからね~。マンション全体で対策を練る必要はありそうですよね。足下も危ないけど、頭上から塊になって降ってくるかもしれないし、雪は怖いね。

古川:大雪に埋もれて亡くなる方もいるようですしね……。ただ、都内やその近郊、通常であればあまり雪が降らない土地だと、除雪のための設備が必須とまではいえないでしょう。ある程度は受けいれて我慢する必要があると思いますね。


【古川穣史(ふるかわじょうじ) プロフィール】

弁護士。一橋大学商学部、早稲田大学法科大学院卒業。離婚男女問題、遺産相続、犯罪・刑事弁護など幅広い分野を得意とする。八木良和法律事務所に所属。

<古川先生へのお問い合わせ>
■八木良和法律事務所
Tel:03-3351-2770
〒160-0006 東京都新宿区舟町1-18ロイクラトン四谷8F
https://www.bengo4.com/tokyo/a_13104/l_263823/

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2