――助演タイプ?
佐藤:主人公の隣で、いい味を出しているとか、そういう存在に憧れます。テレビに出なくても、舞台でもいいし、女優さんを長く続けられたらと思います。
――課題はなんでしょう?
佐藤:お芝居に関しては、課題だらけですよ。
――まずは恋愛でしょうかね? 色っぽい演技ができるように(笑)。
佐藤:それは、本当にそうでしょうね。
――ってか、グループ時代って本当に何もなかった?
佐藤:なかったですよ! 妄想ばっかりです。
――わぉ、妄想って、どんな妄想?
佐藤:だいたい楽屋でも、みんなでそんな話ばっかりですからね。少女漫画や『アンアン』なんかあったら、取り合いですよ。
――『アンアン』って、どこを読むの?
佐藤:相性占いとかの特集のとき、読むんです。「東京のスタッフの○○さんって、A型だったよね。きゃ~」「壁ドンされたい~」みたいな。片思いは自由だったので(笑)。
――女子校みたいですね。
佐藤:まさに、そんなノリです。ただ実際、つきあうことがないから、距離感とか、本当に好きという気持ちとかが、いまいち分からないんですよね。だから、“心の恋人”だったスタッフさんも、ちょっとでも嫌なところが見えると、「嫌い」ってなっちゃう。子どもなんですよ。
――そんなにステキなスタッフさんが多いんですか?
佐藤:そうじゃなくて、ファンの方以外はスタッフさんとしか接しないので、そう見えてきちゃうんです。今思えば、そうでもない人もいた気もします(笑)。
――では、そろそろ妄想でなく、現実にしていかないといけませんね。
佐藤:本当にそう。