パ優勝

 混戦が予想されるセ.リーグと打って変わり、パ.リーグは1強ムードが漂う。平均WHIP1.12の投手陣に平均OPS.748の打撃陣。投打ともに群を抜き、他チームを圧倒的しているのがソフトバンク。「このチームは、昨年、OPS.892を叩き出した李大浩がいなくなっても、3年12億円で契約した松坂がまったく機能しなくても、問題にならないほど層が厚い。よほどのことがない限り、3連覇は間違いない」(スポーツ紙デスク)

 ソフトバンクの牙城を脅かすチームがあるとしたら、その筆頭は西武だ。「昨年の4位というのは、何かの間違いでしょう。昨年、NPB新記録となる216安打を放った秋山翔吾(OPS.941)をはじめ、このチームには好打者が揃っています。岸、牧田、菊池、十亀の投手陣も、昨年以上の活躍ができるだけの潜在力はある。昨年以上に投手陣が踏ん張れば、ソフトバンクに一泡吹かせることができるはず」(前同)

 意外にも、この西武に続く高い数値を叩き出したのが、楽天だった。「則本、塩見、美馬、戸村と先発陣が充実しているうえに、WHIP0.90の松井裕、0.95の青山と抑えが充実する投手王国。ここに今季から今江が加わることによって、打線に芯ができ、今年は期待できると思います」(同)

 次に、オリックスとロッテだが、両チームともに、新外国人の出来次第。「オリックスは、ボグセビック(OPS.821)やディクソン(WHIP1.25)が、どれだけやってくれるか。ロッテも今江が抜けた穴をナバーロ(OPS.768)が、どれだけ埋められるかでしょう」(前出の記者)

 昨季2位ながらも、5位との予想が出たのは日ハム。このチームの軸はWHIP0.91の大谷翔平。「今年は大谷がどれだけ投手に専念できるかの一点でしょう。打者の比重を軽くすれば、20勝してもおかしくないですからね」(前同) 混戦のセ・リーグと、鷹帝国の牙城に迫らんとするパ・リーグ。はたして、今季のプロ野球は、どのような結果になるのか。

予想

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