いまやすっかり一般的になったニュースサイトやキュレーションサイト。電車に乗れば、スマホ片手に情報をチェックしている人がたくさんいる。そんな好調なネットニュースメディアの実態を探るべし! と、地下アイドルでありライターでもある、姫乃たまに依頼をしたのだが、驚くことにたまちゃんは、かなりの”ウェブ音痴”。困り果てた彼女に「一緒に来てくださ~い」と頼まれ、編集部の記者が同行することになったのだが……。
今回、たまちゃんとやってきたのは、ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナント株式会社。「goo」はインターネット黎明期からさまざまなサービスを提供してきた老舗サイトなのですが、今回はそちらの「gooニュース」編集部に突撃してみました!
姫乃「うわあ、広くて、キレイ過ぎて眩しい~! そしてパソコンがいっぱい~!」
いやいや、ウェブの仕事をしているんだから当然でしょ。
姫乃「それになんだか空気がキレイですよ。私が普段おじゃましている雑誌の編集部とは大違い」
……さて、軽く問題発言をしたところで、本日、話を聞かせていただくメディア事業部ポータルサービス部門の久須美達也さんが登場。本日はよろしくお願いします!
久須美「よろしくお願いします」
ニュースとトピックスを担当。笑顔がステキなイケメンです
姫乃「あの、ネットのことよくわかっていないので、とんちんかんなこと言ってしまうと思いますが、よろしくお願いします」
久須美「大丈夫ですよ。なんでも聞いてください」
姫乃「gooは、いつからサービスを始めたんですか?」
久須美「1997年ですね。最初は検索、それから辞書とサービスを拡大していきました。日本で最初に検索エンジンを開発したのは、gooなんですよ」
姫乃「最初に! ということは、かつて地球には検索エンジンがなかった時代があるんですね……!」
いまやインターネットには必須の検索エンジン。それを最初に開発したというのだから、すごいことです。そこからポータルサイトとして、じょじょにサービスを増やしていったgooさん。その中でも人気コンテンツであるニュースとトピックスについて、さっそく聞いていっちゃいましょう。
姫乃「毎日たくさんのニュースが載っていますが、1日に何本ぐらい掲載しているんですか?」
久須美「1日の記事数は2000本ですね。提携したサイトから配信された記事は全部出していますよ」
姫乃「2000本! それはもう来た記事を右から左へ、ハイテク機械が配信していくという感じで?」
久須美「いえ、全部チェックしていますよ。そのうちの180本ぐらいをトピックスという形で作っています」
姫乃「えっ、生きた人間がすべて見ている……!?」
久須美「はい。30人ぐらいで24時間、365日、ニュースをチェックし続けています」
姫乃「ああ、なんだ、安心しました。それくらい大変だと、やはり私が知っている編集部みたいに、机の下に寝袋があって、ごはんはキーパンチしながらカップラーメンで済ませて、みなさん編集部に泊まっているんですね? そして栄養ドリンクを飲み過ぎて、だんだん顔色が土色……」
久須美「いえ、交代制でやっているんで、会社に泊まることはないですよ。残業もあまりありませんし」
姫乃「えっ、へえ……!?」
24時間365日体制というからどんなブラック企業かと思いきや、実はちゃんとホワイトでした。
ノッてきた様子のたまちゃん。ロクロをまわしはじめました
姫乃「ニュースを載せているポータルは他にもたくさんありますけど、gooニュースはここが違うとか、特徴はありますか?」
久須美「インターネットの黎明期から使っていただいているユーザーさんが多いんですよ。だいたい40代以上でしょうか。そのへんを意識してニュースをセレクトしていますね。あとは地方紙や地域メディアの記事を取り上げることも多いですね」
記者「そういえば、東北でツキノワグマが町に出てきたニュースを見たことありますよ」
久須美「動物のニュースは反応がいいんですよ。昨年のエミューが脱走した記事は、すごく読まれましたね」
姫乃「エミューはとても可愛い鳥」
順調にすすんでいった取材だが、次の質問でたまちゃんがちょっとしたピンチに……。