岡田奈々「いいパートナーと、一緒に生きていけたらいいかな」ズバリ本音で美女トークの画像
岡田奈々「いいパートナーと、一緒に生きていけたらいいかな」ズバリ本音で美女トークの画像

 70代はアイドルとして、80年代は女優として、その大きな瞳で世の男性のハートをわしづかみにしてきた岡田奈々さん。最近は母親役での出演が目立つ彼女の、最新作から女優としての生き方、男性のタイプ、結婚願望まで語っていただいた!

――いや~、それにしてもデビュー時から、ホント、変わらない美貌ですね!

岡田:いやいや、そんなことはないですよ。

――女性誌などで“奇跡の50代”と称えられているのも納得です。ただ最近の若い人は、岡田奈々という名前を聞くと、同姓同名のAKB48のメンバーを思い浮かべる人もいるとか。

岡田:そうなんですね。彼女のことはもちろん知っていますが、やっぱり時間は流れていますね。

――でも『週刊大衆』の読者にとっての岡田奈々と言えば“青春の恋人”奈々さんです。そんな岡田さんの最新映画は『海すずめ』ということですが……。

岡田:愛媛県宇和島の図書館に勤務する女性、赤松雀が主人公の物語です。彼女は小説家を夢見ながら、自転車で街の人々に本を届ける「自転車課」に勤めているんですが、そのこと自体、とても夢がありますよね。映画では、『宇和島伊達400年祭』を背景に、古書を探す雀たちの“冒険と青春”が描かれています。

――岡田さんが演じたのは雀の母・京子役ですね。

岡田:どこにでもいる娘思いの普通のお母さんです。その土地に根づいている“生活の匂い”などを自然に表現できたらいいなと思って演じていました。

――雀役は、“頭突き瓦割り”CMで一躍ブレイクした武田梨奈さんでした。

岡田:武田さんとご一緒させていただくのは初めてでした。おとなしい方で、こんな子が瓦を割っちゃうんだって驚きでしたね。私なんか、割り箸も真っ直ぐに割れないのにって(笑)。

――ハハハハハ。

岡田:休憩時間などに“今後はハリウッドでやっていきたい”って話をされていて、気迫を感じましたね。

――夫役は内藤剛志さん、父親役は目黒祐樹さんと、共演陣も豪華ですね。

岡田:内藤さんとは、20代の頃に撮った映画『オキナワの少年』で、恋人役を演じさせてもらいましたが、それ以来で、本当に久しぶりでした。目黒さんとは映画『里見八犬伝』とか、いくつかお仕事させていただきましたが、今も若々しい感じで、内藤さんとそんなに年が離れていないのに、親子役を演じることを気にされていました(笑)。

――内藤さん61歳、目黒さん68歳、確かに7つしか違いませんね(笑)。ちなみに撮影で苦労された点はありますか?

岡田:方言は、出身地である岐阜とイントネーションが似ていたので、そんなに苦労はしませんでした。

――国の重要文化財である宇和島城を、撮影で使用されたそうですね。

岡田:でも、中は撮影NGだったので、外の白壁のところを使わせていただいたんです。私たちが夜、お城に入って行くシーンがあるんですけど、宇和島城の外壁の道を通っていくんですね。真っ暗で大変だったのに、映画で使われたのは城の白壁に映る私たちの影。これなら代役でもよかったんじゃって笑い話に。

――確かに。歴史のある蔵も使われたとか?

岡田:中は狭くて、スタッフ全員が入れなくて。足場も悪くて、歩くと床がギーコ、ギーコって鳴って抜けるんじゃないかって。貴重な資料もたくさんあって、触っちゃいけないって、すごく緊張していました。

――劇中には、本物の宇和島伊達家13代目当主の方も登場されています。

岡田:気品があって凛々しいというか。でも、撮影現場に、リュックを背負ったラフな格好で挨拶に来られたのが意外でした(笑)。

――でも時代が時代なら、簡単にはお顔を拝見できない方ですよね?

岡田:そうなんですよね。そう考えたら、なんか不思議な感じでしたね。

――では、映画の最大の見どころはなんでしょう?

岡田:そうですね。物語はもちろんですが、隠れた見どころとして、宇和島湾に浮かぶ九島と、宇和島市を結ぶ「九島大橋」の実際の建設風景が、映画に収められているんです。そちらもお楽しみください。

――では、映画から話は逸れますが、芸能界に入った経緯を教えてください。

岡田:当時『あなたをスターに!』というオーディション番組があって、応募してみたところ、優勝したのがキッカケでした。

――ご両親は応募に反対されなかったんですか?

岡田:受かるとは思ってなかったので「やってみたければ、やってみれば」ぐらいの感じでしたね。

――優勝後はアイドルとして歌を出したり、ドラマに出演したり……と、超多忙な日々でしたよね。

岡田:でも、イヤだと思ったことはなくて、楽しくて仕方ない感じでした。当時、学校(堀越学園)にも、午前中は必ず通っていましたし。仕事のある午後は、マネージャーさんが迎えに来てくれて、歌番組やドラマ、取材で、寝る暇もないくらいでした。

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