日本に迫る緊急危機!!「ついに中国が攻めてくる!」の画像
日本に迫る緊急危機!!「ついに中国が攻めてくる!」の画像

 参院選の裏側で実は起こっていた緊急事態。我が国の空と海を侵す“困った隣国”の扱いを誤れば、東シナ海は戦火と鮮血に染まる!?

 テレビや新聞が一色に染まった参議院選挙もひと段落。これで世の中も平常運転に……と思いきや、実は選挙の裏で、とんでもない事態が起こっていた。「みんなが参院選に気を取られている間に、中国の戦闘機や軍艦が日本の領空や近海に頻繁に出没。これまでとは明らかに違う示威行動を見せており、防衛関係者の中には“ついに中国が攻めてくる!”と警戒の機運が高まっています。参院選を終えた安倍晋三首相ですが、息つく暇もなく、その対応に追われています」(自民党関係者)

 もともと、中国軍の日本領への接近・侵入は、このところ増加の一途だった。「2015年度、日本領空に接近した中国機に航空自衛隊機がスクランブル(緊急発進)をかけた回数は、実に571回。国別に統計を取り始めて以降最多で、前年の14年度と比べても100回以上増えています」(防衛省関係者)

 今年に入っても、その頻度は増すばかり。今年度が始まって3か月の4~6月度だけで、すでに199回を数え、前年同期比で87回も増えている。さらに頻度だけでなく、その程度も、参院選の告示日直前からかなりエスカレートしてきていたという。

 6月後半には、航空自衛隊機と中国軍機の間で、あわや交戦という事態も発生していた。「同28日に空自の元空将がウェブのニュースサイトに発表した内容は、驚くべきものでした。中国機が出現したのは、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の東シナ海上空。あくまで公海上空ですが、これまで中国機が出没した空域より、はるか南。尖閣諸島により近い空域だったのです」(航空自衛隊関係者)

 中国の戦闘機がこの空域に出没したのは、これが初めてのこと。つまり、中国は明らかに“一線”を越えてきたのだ。那覇空港からは、ただちに航空自衛隊のF15戦闘機がスクランブル発進。「国際ルールにおいては、スクランブルをかけた戦闘機は相手機の後方へ回り込み、そこから真横につけて信号射撃を行い、相手機に空域からの離脱を求めることになっています」(前同)

 しかし、このときの中国機は、それに従わなかった。退去するどころか、航空自衛隊機のほうに機首を向けたのだという。「当然、ミサイルや銃火器も、こちらを向くことになります。つまり、中国機は事実上の攻撃姿勢に入ったわけですね」(同) ミサイルはレーダー誘導で発射され、自動追尾で目標を補足する。この至近距離で発射ボタンを押されたら、万事休すだ。「そこで、空自機のパイロットは、中国機のレーダーを攪乱するフレアという装置を噴射しつつ、みずから離脱したそうです」(同)

 これが本当なら、立派なドッグファイト(空中戦)が起こっていたことになる。「防衛省幹部も大筋で認めたというこの記事の波紋は大きく、翌日には萩生田光一官房副長官が“近距離でのやりとりはあったが、攻撃動作を取られたという事実はない”と火消しに走る騒ぎに発展しました」(全国紙政治部記者) 参院選を控えて余計な騒動を避ける意図があったのかもしれないが、予想外に激しく反応してきたのは当の中国政府だった。

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