自分の部屋の中も見渡してみよう。もしかして、オシャレな照明なんぞをつけて、女の子を部屋に呼ぼうなんて考えていないか?「オシャレな照明もそうですが、古い照明なんかは白熱電球を取り付けている可能性があります。 これは危険です。(3)LEDに比べれば、白熱電球は電気代だけで8倍ほど高くなるんです」 たかが照明と侮ってはいけないのだ。LED照明は高いが、すぐさま手頃な値段の蛍光灯に付け替えることを検討してみてはどうだろうか?

 お次は、これからの熱い季節にビールを冷やすのに、欠かせない冷蔵庫に注目だ。「電気代を意外と食うのは冷蔵庫なんですよ。365日24時間、フル稼働していますからね。特に古いタイプの冷蔵庫は、省エネ対策もできていないので、置いておくだけで、かなりの支出になります。(4)冷蔵庫だけはできるだけ、製造年が新しいものにしたほうが家計に優しいんですよ」(前同)

 冷蔵庫は新しいものに限るのだが、エアコンは別だという。毎年のように“省エネ”をウリにしたエアコンが発売されているが、「意外に思うかもしれませんが、エアコンは多少古くても問題ないです。10年前から省エネ対応しているので、新品とそれほど電気代も変わらないんですよ」(同)

 つまり、2006年以降のモノなら、ずっと大事に使ってあげよう。ただ、エアコンは設定温度に注意。「(5)設定温度が1度違うだけで、電気代が10%ほど変わってくるんです。また、急激に部屋を冷やしたり暖めたりすると一気にパワーを使うので、電気代もハネ上がりますから注意してください」(同)

 こんな経験をしたことはないだろうか? 寝苦しい熱帯夜、設定温度を限界まで下げて寝室を一気に冷やして眠りにつく。だが、部屋が冷え切ったところで電気代がもったいなくなって、いったんエアコンを切る。ところが寝ている最中に部屋が暑くなって、再びエアコン稼働……。これは、まさに愚の骨頂だというのだ。「電気代をとんでもなく無駄遣いすることになりますからね。そうするくらいなら、設定温度を高めにして、一晩中稼働させているほうが、電気代は安くすむんですよ」(同)

 それ以外にも男がついやりがちなのは、不用意にお湯を出してしまうこと。これもエアコンと同じ原理で、給湯器は稼働し始めが、ガス代も高くついてしまうのだ。「寒い季節は手を洗うときもつい、お湯を出しがち。しかも、お湯が出る前に洗い終えたとしても、ガス代はかかってしまいますから。(6)シャワーのとき以外はガス給湯器の電源は切っておくべきです」(同)

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