最後に、女子アナ界の新星と言えそうな存在が2人。一人は、15年2月末に『情報ライブ ミヤネ屋』を卒業し、同3月からフリーになった元・読売テレビの川田裕美(33)だ。「『ミヤネ屋』では好評でしたが、全国区の知名度はなく、フリー転向は無謀ともいわれていました。しかし、あの宮根誠司を見事にコントロールしたMC術とタレント性が、徐々に評価されてきました。この9月からは、5回の試験放送を経てレギュラー昇格を果たした東野幸治のトークバラエティ『1周回って知らない話』のアシスタントとして、日テレでレギュラーを獲得しています」(テレビ誌記者) 同番組は俳優の高畑裕太もレギュラーに名を連ねていたが、初回の収録後に不祥事が発覚。豪華ゲストを集結させての収録だったため、撮り直しがきかず、番組は大胆なボカシ処理を施して放送された。

 それが大きな話題になり、初回視聴率は11.9%と大健闘。「それゆえ2回目は下がると思われましたが、なんと12.9%に上昇しています。話題性うんぬんを抜きにして、初回が面白かったということですね。さすがに関西芸人との相性は抜群で、東野とのコンビも好評。このまま人気番組に成長しそうです」(番組関係者)

 もう一人の新星、前代未聞の“黒すぎる女子アナ”としてバラエティ番組への出演を増やしている『めざましテレビ』のスポーツキャスター・岡副麻希(24)も将来性は感じられるものの、この秋冬が正念場。「“黒い桐谷美玲”と称されるかわいらしさと“元彼との思い出の品は取っておく”といった大胆発言、明るく物怖じしないキャラクターで人気になりました。カトパンが去った『めざましテレビ』のスーパーサブとして期待できますが、ややトークが一本調子なところもあり、MCとして番組を取り仕切る力はまだ足りません。そこを自覚して技術を磨かなければ、いずれ飽きられ、“夏とともに去りぬ”ということにもなりかねませんよ」(前同)

 世代交代が進み、新たな乱世を予感させるフリー女子アナ界。天下はこのままカトパンに帰すのか、それとも新たな下剋上が起きるのか。我々も、テレビの前で固唾と生ツバを飲んで見守ろう。

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