神奈川県横須賀市を探訪する回では近江アナの「タモリさんは軍艦をご覧になるの、お好きですか?」という問いかけにタモリが、「海軍上がりですからね~」と答えると、「ハッ、そうでしたか!」と真に受けてしまった彼女。画面に「戦後生まれです」というテロップが出たことは言うまでもないが、タモリ流に言えば「んなわきゃ~ない!」といったところだろう。

「新潟編ではお座敷遊びにチャレンジ。タモリと近江アナが、お囃子に合わせて芸者とジャンケンをして、負けたら一回転するんですが、タモさんはなかなかできないのに近江アナはリズムよく一回転。相当、遊び慣れてる印象すら受けましたね(笑)」(前出の織田氏) “オヤジ殺し”の実力も、かなりのもののようだ。

 今春から23時台の『ニュースチェック11』のキャスターを務めている桑子真帆アナ(29)は、近江アナの前任として『ブラタモリ』に出演していた。「タモリとのかけ合いは桑子アナのほうが面白かったかも。彼女はタモリにも物怖じせず、ズケズケ物を言ってましたからね」(テレビ誌記者) タモリとのコンビが見られなくなって寂しいという男性視聴者は、決して少なくないはずだ。

 昨年春から『ニュースウオッチ9』のキャスターを務めている鈴木奈穗子アナ(34)は、正統派の美人。4年前にTBSのディレクターと結婚。人妻アナになった彼女だが、「最近は凜とした中にも、人妻らしい妖艶さが漂ってくるようになりましたね。以前の鈴木アナは、いかにも優等生という感じで、とっつきにくい印象があったんですが、女として練れてきたといいますか」(下関氏)

 その鈴木アナの前に同番組のキャスターだったのが井上あさひアナ(35)。昨春、京都放送局に異動した彼女だが、今でも全国ネットの『歴史秘話ヒストリア』『クローズアップ現代+』で元気な姿を見ることができる。岡山県出身の井上アナは筋金入りのカープ女子。広島カープが25年ぶりにセ・リーグで優勝した今年は最良の年だったに違いない。

「彼女は球場でカープを応援する際はしっかりユニフォームを着用し、おなじみのスクワット応援にも参加する本格派。カープファンからも広く認知されてます。それとは別に、取材現場の井上アナはカメラに向かって“来て、来て!”と手招きすることが多く、視聴者は自分が手招きされてるような錯覚を起こしてしまいがち。あれは、かなりの高等テクですよ」(織田氏)

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