パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第49回「未来を救うは事前の準備」

 備えあれば憂いなしという言葉がありますが、僕は思うわけです。その「備え」というのは、毎回きちんと活躍しなくてもいいんだ、と。「備えがあるという安心感」があることで思い切った行動が取れたり、最悪の場合に損失を軽減してくれたり、決して万能とは呼べない「備え」でも十分効果を発揮すると思うわけです。今回は、朝イチからパチスロを打つ際の、そんなお話です。

 今やパチスロ台の上に鎮座している「データカウンター」もさまざまな進化を遂げまして、店によって差は大きいものの、非常に多くの情報を表示してくれるものも増えてまいりました。朝、店が開店してパチスロコーナーに足を踏み入れたとき、僕がまず最初に探す「備え」がその中にあったりします。それが……「前日最終ゲーム数」。

 前日、この台が何ゲームで閉店したか。それをご丁寧に表示してくれるデータカウンターが、今やけっこう少なくない。これをチェックすることを僕は朝の「備え」とし、憂いを吹き飛ばしてレバーを叩き始めるわけです。その「備え」を2つご紹介しましょう。

◆パターン1:『沖ドキ!』
 この機種で、前日32ゲーム以内でヤメている台を探します。この『沖ドキ!』では、ボーナスが連チャンする「天国モード」に滞在している場合、必ず32ゲームまでにボーナスが当選します。

沖ドキ!
沖ドキ!(アクロス)
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

 ヤメているゲーム数が浅ければ浅いほどいい。前日最後の連チャンが長ければ長いほどいい。意外とあるんですよ、前日の「天国モード」連チャン残りってのが。ボーナスさえ消化し終わっちまえば、天国モードだろうが、天国よりすごいドキドキモードだろうが、台の見た目は一緒。それゆえ、店側の“リセットし忘れ”も起こりやすい。

 さらには、もし店側にリセットされて、天国モードが消されていても、この機種の場合リセット後は、約3回に1回がボーナスが当たりやすい「リセットモード」になりますから、どっちにしろ「打ってみる価値」がそこには生まれるわけです。前日閉店ゲーム数と合わせて32ゲームを越えたら、思い切ってその台は捨てちまえば良し。この踏ん切りの良さも武器の1つとなるわけです。

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