■美女優篇 有村は企業の重役ウケ抜群! CM女王吉田羊はコスパ良し

 さて、ここからは「女優篇」の長者ランキング。女優の年収は映画、舞台、ドラマのギャラ、プラスCM出演料で決まるが……。「トップ女優の収入の8割は、CM出演料ですね。ドラマ、映画で女優としてのステータスを高め、たくさんのCM契約を取るのが、女優としての正しい稼ぎ方なんです」(芸能記者)

 番組1本あたり500万円と最高額の米倉涼子(推定2億9000万円)が10位に沈んでいることからも、それは明らかだろう。「ドラマ1話あたり500万円だったとして、11回放送されたとしても5500万円。CMが1本決まれば、ドラマ分のギャラを一瞬で稼いでしまいますからね」(前同)

 1位の綾瀬はるか(推定6億5500万円)は、7本のCMに出演しているのが決め手となった。「綾瀬のCM出演料は1本7000万円と女優のトップクラス。しかもナショナルクライアントと呼ばれる一流企業のCMが多い。そのステータス感こそが彼女の大きな魅力であり武器。芸歴16年ながら、大きなスキャンダルが何もないことも大きなプラス要素ですね」(広告代理店関係者)

 昨年の綾瀬は『わたしを離さないで』(TBS系)、NHKの大河ファンタジー『精霊の守り人』と2本のドラマに主演したが、視聴率的には大苦戦。それでも年収1位になったのはCMのおかげと言える。

 ランキング2位の有村架純(推定5億7000万円)もCM11本に出演し、荒稼ぎした。「今や有村は、20代前半世代の代表的な存在。CMスポンサーが重要視するのは、視聴者世代にマッチするかどうかですから。同世代の剛力彩芽や橋本愛らが失速してしまったのも、追い風になりましたね」(前同)

 有村自身のサッパリした性格も、CM契約数が増える一因でもあるという。「有村は見かけによらず、年上の相手でも、委縮せずに接するサバサバした性格で、スポンサー側の重役のおじさまに、すぐに気に入られるんです」(同)

 昨年13本ものCMに出演し、CM女王に輝いた吉田羊(推定4億7700万円)は3位にランクイン。「彼女は遅咲きだったので、CM単価が3500万円とまだまだお手頃で、今が使い時と思った企業が殺到した結果でしょう」(同)

 4位の石原さとみ(推定4億3800万円)は、昨年出演した映画『シン・ゴジラ』が大ヒットし、主演ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)も好視聴率で、ドラマ出演料も1本160万円までアップ。ギャラの面でも急成長を遂げた。「石原は老若男女に好感度が高く、CMギャラもさらに上がるはず。ドラマ出演料も右肩上がりでしょう」(芸能評論家の平林雄一氏)

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