もう一つ。この年は、JRA最初のG1「フェブラリーステークス」をヴァーミリアンで完勝。右飛節炎のために交流G1「川崎記念」を回避したことが影響したのか、単勝2倍台での1番人気に、「ちょっと、つきすぎやなぁ」と苦笑いしたのを覚えています。それほど、このときのヴァーミリアンは完璧。“絶対王者”と呼ぶにふさわしい、心強いパートナーでした。

 最後に、うれしい報告を。キタサンブラックが2016年度の代表馬に選出されました。他にも素晴らしい活躍をした馬がいる中での受賞は、オーナーである北島三郎さんの魅力が後押しになっての選出だと思います。

 昨年ずっと乗せていただいた騎手としては、本当に、本当にうれしく思います。春は、大阪杯→天皇賞(春)→宝塚記念。秋は大きな夢が待っています。

 降り積もる雪のように、今年は白星を重ねていきたいですね。

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