『笑点』座布団データ投票で、視聴者が激しく「林家三平イジリ」!?の画像
『笑点』座布団データ投票で、視聴者が激しく「林家三平イジリ」!?の画像

 国民的演芸番組『笑点』(日本テレビ系)が、今年1月から採用した画期的なシステムが話題だ。「大喜利の放送中に、テレビリモコンの<dボタン>を押すと、メンバーの回答に対して、座布団を“あげる”“とる”の投票ができるようになりました。お茶の間にいながらにして、“山田くん、座布団一枚あげて!”“三枚持ってけ!”と、司会者の春風亭昇太(57)の気分が味わえるんです」(テレビ誌記者)

 芸能ジャーナリストの渡邊孝浩氏は、この新機軸に「さすがは『笑点』」と、驚嘆したという。続けて、「予測可能な心地良さであり、見る者をホッとさせる安定感言うなれば、数々の“お約束”の上に成り立っているのが『笑点』です。我々は、本当に面白いのかどうかよりも、番組の空気感を楽しんでいる部分が大きいのに、そこに視聴者投票というガチな要素をぶち込んでくる……。番組の攻める姿勢に驚かされましたね」

 これによって、大喜利の回答やメンバー同士のやりとりと同時に、データ放送で刻一刻と変化する座布団の獲得枚数も、番組の大きな楽しみとなったのだ。だが、この新システムによって、とんだ憂き目にあっている噺家がいる。

 昨年5月に番組に新加入した、林家三平(46)その人である。“昭和の爆笑王”こと初代・林家三平の末っ子で、新メンバー入りのときは大きな話題となったが、「他のメンバーが数万枚の座布団の獲得合戦を続けているのに、三平だけが数百枚という状態が続き、少しずつ増えてきたかなと思うと、一気に“とる”が集中。最終的に0枚で番組終了を迎える回が続いたんです。1月22日の放送で、やっと0フィニッシュを免れましたが、それでも獲得枚数は5529枚。最も多い三遊亭円楽(66)は6万枚以上ありますから、10分の1にも満たない結果に」(テレビ誌記者)

 番組内では、三遊亭好楽(70)が“スベりキャラ”を務めることも多いが、「好楽は昨秋の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)に出演した際、あまりのポンコツぶりが話題になり、プチブレイク中。三平ひとりのダメっぷりが際立つばかりです」(前同)

 なぜ三平は、視聴者の支持を得られないのか。

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