パチプロは釘が良くなかったり、良い台を確保できる見込みがない場合は、迷わず店を移動します。普通のお客さんなら、空き台の中から良さそうな台を選んで座る人が多いと思いますが、混雑したホールでの残りものに福などありません(笑)。そこは“試し打ちして数千円使ったつもり”で、打たずに別のホールに行くのです。

 もちろん次のホールでも妥協は厳禁。ただでさえ夜パチは勝率が厳しいので、ダメ台にお金を捨てるくらいなら、近場のホールをこまめに見比べるほうが後で大きく効いてきます。最初のうちはたいした収穫なんてありませんが、ひたすら下見を重ねていくだけでも徐々に見えてくるんですね。このホールは何曜日が熱いとか、あの機種だけ明らかに力を入れているな、とか。

 要するに「打たずに店移動する」「最悪、打たずに帰る」というスキルを身につければセミプロレベルになったも同然。たっぷり打てる土日を本番勝負と想定して、平日の会社帰りは決戦ホールを選ぶための下準備にあてるわけです。軍資金も減らさずにすみます。

 そして休日の本番勝負で打つ機種は、投資ペースがゆっくりな「新基準機」が無難でしょう。一気に出玉爆発させるというよりは、じっくり時間をかけてじわじわ攻める戦法です。回る台に座るほど、粘りに比例した結果がついてきます。

 オススメ機種としては、全国のホールで急速に追加導入が増えている『GANTZ』。後は『真・北斗無双』の甘デジ版『~夢幻闘乱』や『水戸黄門III』も、長時間勝負で実力を発揮するタイプの機種です。『海物語』シリーズもええですね。足を使って見てきた努力が、ここで生きてきます。

 店選び、台選びさえバッチリなら、パチプロも会社員も差はほとんどありません。ポンコツパチプロなんて、すぐ追い抜けますよ~(笑)。

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