品川庄司の品川祐さんとの対談もいよいよ最終回。前回は一時期、解散の危機にあった品川庄司が、いかにしてコンビを継続できたか……ビックリ仰天のエピソードを聞かせてもらいました。とはいえ、品川さんは“好感度の低い芸人”として巷でも有名。周りから嫌われちゃうのって、つらくないのかなぁ。
品川「ネットでも“品川ムカつく”とか“テレビから消えろ”みたいなコメントは山ほどあるけど、あんなもの、ウンコなんですよ」
ゆま「ウンコ!?」
品川「朝、家を出たら、玄関の前にウンコが落ちていたら、イヤな気分でしょ」
ゆま「イヤです!」
品川「その程度のことなんです。アンチコメントが多いときは、“あ~、今日はわりにウンコが落ちているなぁ”と思う程度」
ゆま「いやいやいや、ウンコがわりと落ちていたら、めっちゃイヤですよ」
品川「じゃあさ、家の前に落ちているウンコを左足で踏んじゃいました」
ゆま「最悪です……」
品川「さらに右足でもウンコを踏んじゃいました」
ゆま「うげえ~。今日はツイてなさすぎです……」
品川「その程度なんです」
ゆま「なるほど!」
品川「しかも、左足も右足もすでにウンコまみれなら、もう次からは何回ウンコを踏もうと同じでしょ」
ゆま「確かに! 開き直れてしまうんですね」
品川「そうなんだよ。それに、ゆまちゃんのことを悪く書くヤツはネット上でたくさんいるかもしれないけど、実際に言われたことはある?」
ゆま「……ないですね。道で声をかけてくる人は、“知っています”とか“応援しています”とか」
品川「こんなに嫌われている俺も同じ。俺に対して、直接“お前、ムカつくんだよ”なんて言ってくる人は今まで一人もいない。つまり、ネットで悪口を書き込む人は、“架空の人”なんだよ。この世に存在しない」
ゆま「すごい! そう考えると、自分への悪口なんかも気にならなくなります」
■でも、好感度を上げたい!
品川「とはいえ、俺も最近は“好感度を上げておきたい”と考えるときがあるんだよなぁ」
ゆま「え? どうして、急に?」
品川「やっぱり娘がいるからね。まだ娘は小さいから、お父さんの評判が耳に入ることもないだろうけど、このまま中学生ぐらいになったら、かわいそうな気がする。父親が“嫌われ芸人”の品川祐となれば、学校でも何かと言われちゃいそうでしょ」
■『はじめてのおつかい』で号泣
ゆま「自分だけの問題ではなくなってきますもんね。そういえば今年初めに、品川さんが娘さんと一緒にテレビ番組の『はじめてのおつかい』を見ながら、号泣している写真がブログでアップされていましたね」
品川「嫁が撮影して、俺に送ってくれたんでね。俺の泣き顔があまりにもブサイクで、自分でも面白かったから、ついブログに載せてしまったんだよ」
ゆま「あれで好感度も上がったと思いますよ」
品川「いやいや、あれはガチだから。俺、本当に昔からダメなんだよね。ちょっとしたことで、すぐに泣いてしまう。それも男泣きというより、おいおい泣く」
ゆま「ステキですよ。どういうときに泣くんですか」
品川「テレビのドキュメンタリー番組はヤバいね。『はじめてのおつかい』なんて、前振りの段階からずっと泣いているからね」
ゆま「本当は心が優しいんですね」